物事の流行のプロセスを見ると、ある一定の閾値を越すと一気に全体にいきわたる状態になることがある。この閾値をティッピングポントという。
流行の状況をグラフに書くと「S」の字を横に倒したような形になる。この突然あがっていく地点がティッピングポイントである。
複雑ネットワーク理論関係の用語で言えば、パーコレーションの一種と考えられるだろう。
同名の本が有名。
ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
今や毎年のように「今年は史上最高気温」といったニュースを目にしますが、本当に暮らしや地球環境にどんな意味があるのでしょうか? 実は、温度がほんの少し上がるだけで、地球が「取り返しのつかない変化」=“ティッピングポイント”を迎えてしまう可能性があると報告されました。今回ご紹介する記事はScientists find that major Earth systems are on the verge of total collapse(Earth.com)です。 この記事を取り上げた理由は、パリ協定の国際約束である「1.5℃目標」が今まさに現実的な危機を迎えている点、そしてこれが日本や私たちの生活…
あまりにも真面目な映画。しかも18年も前の作品。 youtu.be 今年の夏の異常な熱さでもわかる通り、既に「ティッピングポイント(気候変動の転換点)」は超えてしまっていて、ロシアによるウクライナ侵攻やガザ地区の虐殺、イギリスのEU離脱等、世界は混とんとしていてこの気候変動問題に人類一丸となって取り組めたりはしていないんですよね… アル・ゴアは2000年の大統領選挙でジョージ・W・ブッシュと争って破れた(不正があったんですけどね)けど、ひどいけどもし彼が大統領になっても事態はあまり変わらなかったと思う。 それは「楽しくない」、「享楽」が無いから。真面目過ぎるんですよ彼。 あまりに優等生過ぎて、…
前から気になっていたのですが、髪の毛は、なぜある程度の長さになると急に気になるのでしょうか。私だけですかね。 私は、基本的にめんどくさがりなので、いつも床屋に行くタイミングを計りかねています。 ティッピングポイント 物事の分かれ目。特に、小さな変化が蓄積した結果、ある時点を境に劇的な変化を起こす現象についていう。分岐点。転換点。 引用元:goo辞典 ある新聞記事に、このティッピングポイントについて書かれていました。”厚さ0.1mmの新聞紙を何回折れば、富士山を超える高さになるか?”。答えは26回。 良くも悪くも小さな出来事の積み重ねが、大きな変化をもたらすということでしょうか。 やはり、何か大…
21世紀に入った頃、ビジネスの世界で「ティッピングポイント(Tipping Point)」という考えがトレンドになりました。 「ティッピングポイント(Tipping Point)」は、マルコム・グラドウェルの世界的ベストセラーのおかげで知っている人も多いですし、様々な分野で今でもたまに語られることがありますね? ティッピングポイント 「教育・学習」の世界では、塾講師や、研修講師、企業の教育担当などが、学習者に発破をかけたり、モチベーションを維持させようと引用したりします。 また、前に記した「探究学習」のコンテキストでもよく語られます。 ということで、今日は「学習におけるティッピングポイント」に…
最近国内オールドメディアはもちろん、ネットニュースからも、あまり聞かなくなった話題がいくつかありますが、今回はそのなかの一つエネルギー・発電問題について書きたいと思いますが、メディアが重要なのに殆ど情報を流さなくなった、しばらく後に突然その話題が出ると、すでにのっぴきならない話に成り代わっている、この常とう手段には十分気を付けなければならないからです。 昨今のエネルギー開発は、脱炭素・グリーンエネルギーとか言いながらも、何からその膨大なエネルギーを発電するのか、極めて具体性に弱いだけでなく非現実的ですが、それでも大真面目に太陽光とか風力発電で、何とかなるような”雰囲気”を醸し出そうと必死です。…
その昔、自分がある会社の代表取締役だった頃の話。何人かの若手社員から、次のような質問を受けることがあった。「社長の仕事って、何ですか?」。 こんな質問を二回り以上離れた若造から受けるというのは、よほど風通しのいい会社だったのか、或いは、社長の威厳のなさからか。前者であれば、救いもあるが、どうも後者のような気がする。「無駄なヒエラルキーがなくていいじゃないか」と思われるクチもあろう。自分でも、そういう良さもあるのではと思ったこともあったが、先日、「指導者とは」(原題:LEADERS、リチャード・ニクソン著)を再読して、(やはり、それではいけなかったのだ)と再認識させられた。 // リンク (本書…