オラファ―・エリアソンの「黄色vs紫」 絵画は再現の記録として発達してきたので、光をどのように表現するかが画家の目的でありました。それは単純な明暗だけでなく、彩度や色相対比なども駆使して、見えない光を画面で感じさせようと工夫しています。今回、テート美術館所蔵の近現代美術コレクションから、画面(空間)の中にひかりを表現した作品に焦点をあてた展覧会を見ますと、本当に画家(作家)たちの苦労がよくわかり、その苦難の中から生み出されたオリジナリティあるひかりの数々が堪能できました。 テート美術館展@大阪中之島美術館 ウィリアム・ターナーの「陰と闇」などの作品群では絵の具層の厚薄でひかりを表そうとした工夫…