:ソフトドリンク
英語名[Dr Pepper]
コカ・コーラより1年早く1885年に歴史に登場した世界中で今も飲まれている最も古い炭酸飲料。2011年の段階で126歳という事になる。1885年というと日本では明治18年だからとても由緒ある飲み物と言える。
アリゾナ州ケーヴ・クリークで初めて販売、正確な日時は不明であるものの、アメリカ特許局は1885年12月1日をドクターペッパーが初めて売り出された日と認定している。
商品名の由来はモリソンズオールドコーナー・ドラッグストアーの店主「ウェード・モリソン」が、自分の店で働いていたチャールズ・ペッパー博士の名前に因んでこの商品名にした。
しかし、実際にこの商品を調合し味を決めたのは、同じく店で働いていた「チャールズ・アルダートン」と言う名前の薬剤師。
テキサス州では、ドクターペッパーは最も良く飲まれている炭酸飲料の1つで、ペプシ・コーラの売上を上回ることが頻繁にある。Drペッパーはテキサスの人にはソウルドリンクとも言える存在。
因みに、テキサス州ウェイコには「ドクターペッパー博物館」がある。
日本ではコカコーラが販売しているので、同社の製品と思っている人も居るだろうが、正確にはコカコーラの商品ではない。ドクターペッパー社は独自の販売網と瓶詰業者を持っていない為、他社の商品も生産する独立した瓶詰業者の手によって流通させている。そしてアメリカ以外ではコカ・コーラ社に生産と販売を委託している。
現在、日本では東日本を中心に販売されているのだが、2005年になりファミリーマート経由でドクターペッパーの全国販売が始まったとのこと。*1
「23種類以上のフルーツフレーバーのブレンド」したそれは、他には類をみない味で、マニアックなファンの心(と味覚)を掴んで離さない。ちなみにピンクレディーの『ペッパー警部』は、ドクターペッパーから来ているという話がある。
映画『フォレスト・ガンプ』で、パーティに招かれた主人公が大量のドクターペッパーを暴飲し、尿意を近くしてしまうシーンがあります。ちなみに、時代設定は1960〜70年ごろ。
*1:ただし、ファミリーマートのどの店舗にも並んでいるかは定かではない。