生存可能域。恒星の熱量とそこからの距離によって変化する地表温度に応じた、生命が存続可能と思われる領域のこと。概ね水が液体として存在可能な範囲を示す。 実際には大気組成などの条件次第で気温は変わるし、またそもそも地球型の炭素系生物ばかりとも限らないので、これ以外のパターンであっても生命の存在可能性は否定できない。しかし、(少なくとも想像の及ぶ範囲で)高度に発達した生態系を予想するならば、恐らく液状の水の存在は欠かせまいと考えられている。
「土星の衛星タイタンに生命体がいる!」 「土星の衛星タイタンに生命体がいる!」関根康人 期待以上に面白かった。 太陽系の惑星、衛星の探査結果から、宇宙にはさまざまなタイプの海惑星が存在しうることをひもとく内容。 地球は太陽からの距離がちょうどよくて、液体の水が維持できた。 金星は近すぎて灼熱の星になり、火星は遠すぎて凍りついた星になった(それ以外の要因もあり、そのことも解説してある)。 ここまでは、よく知られた話。 本書では、太陽光エネルギーで液体が存在する「太陽加熱型ハビタブルゾーン」のほか、潮汐力による摩擦エネルギーで液体が存在する「潮汐加熱型ハビタブルゾーン」もあるという話が展開される。…
はじめに 概念が成り立つためには、対極の状態が必要です。このことが物事を複雑にしています。 「生」の概念には「死」が必要です。「死」があるからこそ「生」があります。「死」を感じるためには記憶が必要です。しかし、全ての生きている人は「死」を経験していません。未知への恐怖から、宗教が生まれました。 多細胞生物の死はその全細胞の死とは異なります。臓器移植はこの差を利用しています。 生殖により次世代が生まれ、遺伝子は引き継がれます。生命の定義は興味深く、深い問題です。生物学だけでなく、思想によっても異なります。これは地球外生命体を探すことにも大きく関わってきます。 地球外生命体は必ず存在するでしょう。…
【要点】 ◎地球と似た生命が存在できる宇宙空間の領域。生命居住可能領域、生存可能圏、生存可能領域などとも呼ばれる ◎液体の水が天体表面に安定に存在できる条件(表面温度が0℃ー100℃の範囲)から推定 【辞書】 ◆ハビタブルゾーン (天文学辞典) https://astro-dic.jp/habitable-zone/ ◆ハビタブルゾーン (Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3 ◆居住するのに適した太陽系外惑…
news.yahoo.co.jp ミケ: ニャンコ、この記事、面白いね。太陽系外の惑星についての新しい研究だよ。なんだか未知の宇宙に思いを馳せるよね。 ニャンコ: そうだね、ミケ。地球に似た太陽系外惑星が1万1000個もあるって言うんだよ。ちょっと信じられないけど、ワクワクするよ♪ ミケ: でも、ドレイクの方程式を超える新しい数理的なアプローチってどういうことなんだろう? ニャンコ: ミケ、それが面白いんだよ。ドレイクの方程式って、単純な生命体から高度な文明まで、地球外の生命を見つけるための方程式だったけど、決定的なデータがほぼないから、多くの仮定と推測が必要だったんだ。 ミケ: なるほど、そ…
お題「火星に移住しますか?」 著者:meteor(ミーティア)☄ はじめまして。編集員のミーティアです。 皆さんは、火星という環境について考えたことはありますでしょうか。中々考える機会が少ないお題だと思います。そこで、このお題が出されたので考えてみました。それでは今回は、火星移住について考えていこうと思います。目次は以下の通りです。 1.持論 2.火星について 3.なぜ今の火星になったのか 4.人類が暮らせる可能性 5.終わりに =持論= 結論から言うと、私は補助金が出るのであれば、移住します。もっとも、宇宙飛行士となり、勝手に移住できるのであれば話は別かもしれませんが、、(^^)そう考えると…
(土偶!についてはまたいつか…) 極寒かと思えば急に寒さが緩んだり、なかなか過ごしにくい毎日ですね。こんな時は養生が大事というわけで、前にご紹介した「気のはなし」の若林理砂さんによる「養生こよみ」を手に取りました。 あの頃はたしか夏至からしばらく過ぎた頃、酷暑と台風にまいっていました。私たちの身体も心もダイナミックな地球の活動の一部、全て陰陽の移ろい、そんな風に自然と感じられてくれば上手くやり過ごせるでしょうか。 「養生こよみ」は繊細な方や女性にはうれしいヒントがいっぱい。体質ごとに違う悩みも、受けとめ方次第で慈しめるようになりそうです。若林さんに体調の波も心の揺らぎもあっていいと断言されます…
大昔 地球は大量の水に恵まれ 長い時を経て命が育まれ そして多種多様な生き物が栄える星になった 広大な宇宙の中で地球と同じような生き物が生存するためには液体の水が存在し宇宙の強烈な刺激から地表を守る大気が必要だ 観測技術の発達によってこんな地球の兄弟のような星が近々発見されるかも知れないそうだ
先日、ハビタブルゾーンにある太陽系外惑星が発見されたというニュースが目に止まった。ハビタブルゾーンとは惑星の表面に液体の水が存在し得る範囲であり、すなわち、生命が存在し得る惑星を意味する。 上図はその惑星と親星のイメージとなるが、地球と太陽との関係とは随分異なる。まず、親星の表面温度が2800度と非常に低い(太陽は6000度)。また、大きさも太陽の1/5程度と小さいため、ハビタブルゾーンは親星の近くに位置することになり、太陽系で言えば水星の遥か内側になる。またこれは、この惑星の公転軌道半径が非常に短いことを意味する。ケプラーの第3法則は、「惑星の公転周期の2乗は、軌道長半径の3乗に比例する」で…
今年(2022年)の夏以降に本格始動に向けて準備が進められています「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」が、大気特性評価をするため重要観測対象として系外惑星【TRAPPIST-1(トラピスト1)】を目標に定めました。 @宙の星チャンネル では、TRAPPIST-1特集動画を発表に先がけて基礎となる特徴を簡素にまとめました。今後の予習に是非ご活用ください! 【知識編】 youtu.be 【探索編01】 youtu.be 【探索編02】ハビタブルゾーン特集 youtu.be リクエストをいただきました企画ですが、思わぬ収穫があり楽しませていただきました。ありがとうございました!m(_ _)…