「ハンチントンの罠」というのは松本健一氏が何処かで書いていた。 ふと、ハンチントンは、世界は分断されてぶつかり合うということを言うために、ぶつかり合いを前提として将棋の駒の一つとして、逆算して日本を「一つの文明」として表現したのではないかと想像してしまった。 先に、ハンチントンに認めてもらうことよりも、自己規定の努力をすべしという主旨のことを書いた。しかし、改めて簡単ではない事を感じた。教育の場で、日本人として云々と言うけれど、その根幹が安定していない。国によって教育は一様ではない。歴史が長い国はそれなりの教育があるはずだ。教育の目的が子ども一人一人のためのものであることは変わらない。歴史の長…