曇。 NML で音楽を聴く。■フランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調で、ヴァイオリンは三浦文彰、ピアノは辻井伸行(NML)。中庸を得た、素直で気持ちのよいフランク。とりあえず、辻井伸行教徒のわたしは、辻井くんについていうことはない。 三浦文彰君のヴァイオリンは、素直で力強く、技術も充分で、音はよく響いて線が太く、文句のつけようがない、といえばいえる。すばらしい? でも、正直、深さにおいて、フランクに到達していない感じがする。これでは、心うごかされないのだ。この感じは最近の優秀な若手に広く共通するもので、「天才」といわれる若手指揮者、クラウス・マケラなんかと、おんなじ。 が、ただわたしが、いまの…