辻井伸行(1988-)
ピアニスト。東京生まれ。
4歳からピアノを習う。10歳で演奏会デビューし、コンサートピアニストとして活動を開始。
2009年6月、アメリカ・テキサス州で開かれた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人初の優勝。
よくクラシック音楽を聴く。私は音楽に関してまったくの門外漢だ。ピアノはブルグミュラーの最初で早々に挫折した。クラシック音楽を聴くといっても頻繁にコンサートに行くわけではなく、音響設備にこだわった環境を作っているわけではない。もっぱらYoutubeやサブスクリプション頼みだ。それでも圧倒的な演奏というのは耳に響いてしまう。私は文章が書けるので、その響きかたについて書きたい。最近は角野隼斗さんと辻井伸行さんの演奏を聴き分ける、という興味深い聴き方をしている。角野さんも辻井さんも才能豊かで今後の活躍を約束されているピアニストだ。そんなふたりの演奏を聴き比べることはとても贅沢だ。だからこそ緻密に書きた…