マリオ・モニチェッリ監督 85年 最近イタリア式喜劇が気になって仕方がない。 特に印象に残っているのは「紳士泥棒」*1、「ナポリと女と泥棒たち」*2そしてジェルミ監督の「誘惑されて棄てられて」*3。 イタリア式喜劇の名手一覧からこの監督名を知り、ふや町映画タウンに在庫のあったこの作品に辿り着く。 リヴ・ウルマンが、老いた叔父、妹の娘、自分自身の娘等々の大家族とイタリアの農園で暮らしているところへやってくる別居中の夫フィリップ・ノワレ。その土地で一儲けする危なげあるプランを携えて。「桜の園」的な状況がイタリア流に展開、大上段じゃ決してないのに結果的にはアンチマチズモ的パワーが発揮され愉快。 叔父…