フーリエ変換② 前回の文章をさらに解説しよう。 「すべての周期音は、 その音の1、1/2、1/3、⋯倍の周期の 純音の和で表すことができる」 これを要約したのがフーリエ級数だ。 級数とは数列の各項を順に加法記号(+)で結んだもの。 簡単に言えば、数を無限に+で足し合わせたものだ。 例えば、 1 + 2 + 3 + 4 + ⋯ 1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + ⋯ なども級数である。 これを上の文章で音響学に適用すると、 すべての周期音は、 のような式で表せるということになる。 そして、純音は三角関数だから、 つまりこのように表記できる。 今回は級数という単語の意味だけ覚えよう。…