管理の不快と不必要なコスト(ブルシット・ジョブ) 公的空間を、あたかも自分の私的空間であるかのように大切に使えない人が増えてくると、大別して2つの問題が出てきます。一つは「管理の不快」、もう一つはそれに伴って発生する「不必要なコスト」という問題です。 不信の対象として扱われる不快感 管理の不快という問題は、以前書いたジョージ・オーウェルの『一九八四年』のような問題です。こういう世界では、人間は基本的には、不信の対象として扱われます。 前に書いた、図書館のトイレのペーパー持ち出しを例に挙げてみましょう。不信の対象というのは、人は「図書館のトイレットペーパーを持ち出すもの」というまなざしで見られる…