桜庭一樹の著作。
2005年10月,早川書房より刊行。
ISBN:4150308209
西暦1627年,ドイツ―― 魔女狩りの苛烈な嵐が吹き荒れるレンスの町で,10歳の少女マリーは〈アンチ・キリスト〉に出会った……。
西暦2022年,シンガポール―― 3Dアーティストの青年ディッキーは,ゴシックワールドの昏い眠りの中,絶滅したはずの“少女”というクリーチャーに出会う……。
そして,西暦2007年4月の日本。死にたくなるほどにきれいな空の下で……。3つの箱庭と3つの青空,そして少女についての物語。
劇作家、演出家、俳優。
1973年7月9日生まれ / 東京都新宿区出身
1993年、小村裕次郎、池谷のぶえ、島田圭子とともに「劇団猫ニャー」の旗揚げを決起。
翌94年の第1回公演から2000年の最終公演まで、全作品の脚本・演出を手がける。
2001年には劇団と弁当屋の両立を目指す「演劇弁当猫ニャー」を結成。主宰を務め
脚本・演出を担当する。2004年、十周年記念公演をもって解散。
その後はコント公演への脚本提供をはじめ、映像・ラジオ・CDドラマなどでも活動している。
ナンセンスコメディ作家としての跳躍力は、しばしば観る側を置き去りにするほど。