親指から小指に至るオラトリオ 完全な経年劣化なのであるが、左手の小指が「ヘバーデン結節」になってしまった。否、正確に述べると、罹患しているのに遅まきながら気が付いた、となろう。まぁ、どちらにしても、第一関節の部分が指の左右方向にこぶ状に膨らむととともに、上方にも盛り上がり、結果として小指がまっすぐに伸びず、やや右向き「く」の字状に曲がるかたちで変形してしまっている。健全な右手の小指と付き合わせて比べるとヘタレ形状がより際立って見え、あたかも、新幹線のレールの継ぎ目のように組み合わせることができる。 左手小指はこのかたちで動かない。 『家庭の医学』をはじめとする各種のメディカル情報を一通り読んだ…