『男性化する薬剤を用いたホルモン療法を受けた4人の女性の話し声と歌声の変化に関する報告』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 男性化作用のある薬剤による治療によって、音声に影響が生じた27〜58歳の女性4人の症例報告。主訴は、声の掠れ,話声位の低下,話声が出にくい,歌声がコントロールできないことだった。 当初、耳鼻咽喉科の診察では、声帯の構造や機能に異常を認めず、機能的発声障害と診断された。音響測定では、平均基本周波数が有意に低下していることが示された。知覚分析では、静かに話す時,声を出そうとした時,歌う時に、思春期の男性に典型的に見られる特徴が存在していた。 各女性の病歴を調査し…