個人の感想になるけれど、スピリチュアルや自己啓発、ときには宗教も含めて「薔薇色のレンズ」をかけることが幸福の秘訣だと思い込むというか、それが神の道だと……愛や善だと錯覚しているような感じがすることがある。 でも、薔薇色のレンズをかけるということは「それをそう見る」決意がなくなって素になれば、薔薇色が剥げるっていうことじゃん? 「幻滅」という言葉があるのは幻を見ているからで、最初から幻を見ていなければ、幻滅もない。 確かに「煤色(すすいろ)のレンズをかけている」というのも、それはそれで有色のレンズになるわけだから、それよりは薔薇色のレンズが気分いいよね!というのはそうだろう。 でも、いずれにして…