(London Symphony Orchestra、略称LSO) イギリスのプロのオーケストラのひとつ。ロンドンのオーケストラの中でも中心的存在。本拠地は、1982年よりロンドンのバービカンセンター。ロイヤル・フィルとならび、「女王陛下のオーケストラ」としても知られ、名誉総裁(パトロン)にはエリザベス2世が就いている。
このまま朝を迎えてしまうだろう午前4時台のプロコフィエフ。唐突にリヒテルの強い打鍵の音が聴きたくなったので、これを。このどこかしっちゃかめっちゃかに聞こえてもくるプロコフィエフの作品を、形としてまとめ上げている強さこそがリヒテルのリヒテルたるゆえんではないかと。これは21世紀型の洗練された演奏スタイルとはまた大きく異なってくるのだろうけれども、ピアノ鉄人的な鉄板さ加減は唯一無二の20世紀の遺産ではないかと。
未明のこと。ルプーの訃報を知ったすぐ後に、ニコラ・アンゲリッシュまでもが亡くなったことを知る。聴いて送ることしか出来ないので、聴く。まずはルプーのこの黄金カップリングから。『ピアノ協奏曲』なるものに本当の意味で衝撃を受けた録音。ファーストインパクトがこの録音でよかった私の音楽人生。
現職初の猛烈な一日を終えての豪快なる寝落ちからの復活。キュートなベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を、ツィメルマンのピアノで。夜中だというのに元気になってきましたよ。今日明日は休みだからいいのか、別に。
この週末もまたお籠もり 本来なら今日は大阪フィルの定期演奏会に出かけて尾高忠明のブルックナーの5番を聴きにいくはずだったんだが、コロナが猛威を奮って大阪府知事が堂々と医療放棄宣言を出している中の大阪に潜入する勇気は無い。 それでなくても職場周辺でも感染者が増加していて、まさにコロナの足音はすぐそばに迫っている状況。しかも我が兵庫県も大阪維新の使いっ走り知事が大阪に負けず劣らずの無能ぷりっを晒している中で、万一感染して重症化でもしたら恐らく高齢の両親と共に見殺し確実。これでは危なっかしくて出かけるという気にもならない。 実は明日もカンブルラン指揮のPACオケのコンサートのチケットを購入してたのだ…
朝食を摂りながらこれを。「なぜシューマンとグリーグはカップリングされることが多いのか」 「グリーグの出だしは初心者でも演奏できる」等々、会話を交わしながら。
タワレコ限定SACD。長らく考え続けた末に、結局買っちゃった。順次聴いていきます。まずはドヴォルザークとプロコフィエフのカップリング。この強力な打鍵と突っ込みまくったオーケストラの演奏と録音、その相乗効果での飽和感が、この時代の演奏であることを物語っているな、と改めて。新リマスタとのことだけれども、前述のようにマスターの音が音なので、何かがクリアになっているわけでも特になく。それでもやはり、この空気感が伝わってくるあたりが、時代を伝える一流どころの凄まじさのようなものであるなと。あれこれ書きましたが、とにかく格好いいです。グイグイと引っ張られていきますよ。洗練された現代のスマートさとは全く方向…
あまりにも暇すぎたので、カッとなってこれを全曲再生した。半分近く寝ていた。そんな休日の昼下がり。
何とはなしにキーシンによるベートーヴェンを聴いてみたのだけれども、以前聴いた時よりもより深いレベルで聴き込むことが出来たかもしれない。語り口のよいピアノ、とでも言えばいいかしら。表情は豊かで、いやらしい部分が皆無。それでいて無難の域に陥ることのないリリカルな味わい。キーシンのピアノにも感心したのだけれども、オケと指揮者のサポートも清廉かつしっかりと重い。そう考えてみると、聴きやすくもボディもしっかりとある演奏になるのも、ある意味当然の事だったのかもしれない。本当にクラシック音楽は、聴けば聴くほどに、耳に入り込んでくる印象が異なってくる、奥の深いものであるな、とね。
ゲルギエフによるプロコフィエフマラソンレコーディングより。プロコフィエフを聴こうとする段階で人として壊れているのです。そもそもがプロコフィエフと言うアレルゲン作曲家の存在自体、評価が分かれてしまうわけですよ。そこをくさやのように食すか、蓼喰う虫のように食すか、それとも醤油の代わりにひたすらナンプラーで攻めるかと言った具合に、自らを刺激的な要素を用いることによって鼓舞する、鼓舞させる存在がプロコフィエフではないかと。私自身にとっても正にプロコフィエフは究極に刺激的な食物だと思っております。毎日のようには食べられないけれども、気が向いた時や無性に食べたくなった時に口に入れると、その何とも形容しがた…
改めて聴き直してみると、プロコフィエフならではの音のおどけ方が、アシュケナージの演奏スタイルにジャストフィットしているかのよう。そしてもう一つ。プロコフィエフのこの曲は、菅野よう子が作るファニーな曲にイメージが似ているなんて言ったら、プロコフィエフに殺されるかしら。
演奏 トッシー・スピヴァコフスキー(Vn)/タウノ・ハンニカイネン/ロンドン交響楽団(Tossy Spivakovsky(Vn)/Tauno Hannikainen/London Symphony Orchestra) 録音 Everest他 / 1959 / Stereo 演奏時間 14:42 8:34 6:54 合計: 30:10 他の誰とも違う独特の演奏 名ヴァイオリニストのスピヴァコフスキーのシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。スピヴァコフスキーという名前の通り、ロシア系でウクライナのオデーサ出身とのことです。今までそれなりに、シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、聴いてましたが、どうもし…
エソテリックによる名盤SACD復刻シリーズの新作4作品 『プロコフィエフ:カンタータ《アレクサンドル・ネフスキー》スキタイ組曲、交響組曲《キージェ中尉》』『R=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》』『ショパン:夜想曲集第1~5・8・9・12~16・19~21番』および『リヒャルト・シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》、《ドン・ファン》《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》』 ショパン:夜想曲集 第1~5・8・9・12~16・19~21番 マリア・ジョアン・ピリス ESOTERIC リヒャルト・シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》、《ドン・ファン…
ラジオ クラシックの森Last update:5/5/2022 愛知県豊田市・みよし市で放送している、ラジオ音楽番組「クラシックの森」では、クラシック音楽に詳しいパーソナリティーの都築和子が企画・ご案内を致します。とても楽しい番組ですので、ぜひお聴き下さい。 (お気に入りに登録をお願いします。) 企画・構成・パーソナリティー 都築 和子 とよたクラシック音楽同好会幹事 豊田市民合唱団 前団長 ♪放送案内 ★ラジオ・ラブィート(RADIO-LOVEAT) (豊田・みよし)78.6Mhz 土曜日 午前7:00~8:00 日曜日 午前9:00~10:00(再放送) ♪放送予定 第1,070回 5月7…
ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲全集リチャード・ヒコックス 、 ロンドン交響楽団 、 アンドリュー・デイヴィス 、 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 タワーレコード レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の多くの画期的なレコーディングを世に送り出してきた英Chandosが満を持してリリースする生誕150周年記念BOX!Chandosのヴォーン・ウィリアムズといえば、1987年~1990年に録音されたブライデン・トムソン(指揮)&ロンドン交響楽団による交響曲全集(CHAN9087/91)の名盤がありましたが、1997年からリチャード・ヒコックスとロンドン交響楽団によって新たな交響曲全集の録音…
Radio Swiss - Classicオッフェンバッハ - バレエ「パピヨン」より光線のワルツ🎼(リチャード・ボニング指揮ロンドン交響楽団)おはようございます。☀📻掛川茶。☕フルーツプロテイン(1whey・塩他・ブルーベリー・バナナ・人参・りんご)🍇🍌🥕🍎 pic.twitter.com/0Nrj9zmHgP— りなも@mix (@shin16_dynamo) 2022年4月27日 実用車で小一時間VD3補給ポタリング。⛅️🚴♂️いきなり寒くなっている。😩業務スーパーみらべるで、舞茸。冷凍庫へ。ゴーヤ2本。これも冷凍庫。黒にんにくペースト。原材料がにんにくのみで添加物なし。 pic.tw…
昨日聴いたプッチーニのオペラ『エドガール』が、三幕物の現代版として初めて上演されたのが、1905年ブエノスアイレスの「コロン劇場」だということを先に記しました。 先週終了した『東京春音楽祭』の「ブリン・ターフェル リサイタル(4/16歌曲4/19オペラ)」は、コロナ禍で来日出来ず中止になってしまいましたが、まさにこの「コロン劇場」で「ターフェルリサイタル」が(コロナ禍直前に)開かれ、その映像を見たので若干の記録を記します。 ブリン・ターフェル ブリンターフェルは北ウエールズのパントグラスの農家に生まれ、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校卒業。1989年にBBCカーディフ国際声楽コンクールに入賞…
ナザレーノ~バーンスタイン、ストラヴィンスキー、ゴリホフサイモン・ラトル 、 ロンドン交響楽団 、 ラベック姉妹 、 クリス・リチャーズ タワーレコード Amazon LSO Live ラトル指揮LSOという最強の組み合わせで、バーンスタイン、ストラヴィンスキー、そしてグラミー作曲家のゴリホフ作品をお楽しみいただきます。ラトルがLSO音楽監督に就任したのが2017-18シーズン。2018年12月の録音で、就任間もない頃の演奏ですが、すでにラトルとオケの相性はこれ以上ないくらいにぴったり。クラシックとジャズの融合を寿ぐようなプログラムですが、クールな表情、突き刺すようなリズムは完璧。世界最高峰の…
愛実ちゃんがガルシアと、ピアノコンチェルト1番、2番を弾くコンサートをポーランドでするらしいので調べてみた。https://filharmonia.opole.pl/repertuar/S席70ズウォティ(1ズウォティは30円くらい)あまりに安いので、ズウォティの価値をもう一度調べたが、やはり家族4人でスタバに行き、コーヒーとクッキーを食べる程度のお値段のようだ。海外のコンサート安いな。それなら私も行きたい…。正直日本でオケやらコンチェルトを聴くのは高すぎる。サイモンラトルとロンドン交響楽団の公演、行きたいけど、サントリーホールはびっくり3万円越え。つまり1000ズウォティてことですよ。(一流…
職場の車ではいつもFMラジオを流している。NHKだが、時間帯によってはクラシックが流れる。なかなかありがたい業務用車両なのだ。 今日のラジオから流れ出る滑らかな音・・・体がびくんと反応した。シューマンか。ピアノ協奏曲だな。流麗でドラマティック。エレガントで繊細。語彙の少ない自分にこの曲の素晴らしさをうまく表す形容詞は浮かばない。 特に終楽章のピアノとオーケストラがお互いに一つになって紡ぎだす起伏豊かな旋律は、爆発する感情の赴くままにエンディングへ一気に駆け上がっていく。とはいえ感情任せではなくその起伏には伏線が敷かれている、そう、入念に考えられたものと思える。 僕はハンドルを握っているにも関わ…
フランク・ブリッジ(1879~1941) こんばんは。本日も名曲紀行のお時間です。 今夜は、イギリス。ブリッジ作曲《おとぎ話組曲》です。 ブリッジは、ブライトン出身。 ブライトン地図(*1より) ロイヤルカレッジに学び、ブリテンのお師匠さんとして知られています。前衛的な作風とされますが、かなり親しみやすい作風なのではないかと勝手に思っています。 けれど、ブリッジがいわゆる「イギリス的」な作曲家だったか、と言われれば、お世辞にもスタンダードとはいえないのです。 基本的にイギリスの作曲家は民謡に取材することが多いのですが、ブリッジに限っては民謡にほとんど見向きもしませんでした。彼はむしろ、当時ヨー…
演奏 ネーメ・ヤルヴィ/ロンドン交響楽団(Neeme Järvi/London Symphony Orchestra) 録音 Chandos/ 1990 / Stereo 演奏時間 15:11 9:11 11:54 9:34 合計: 45:50 何時もと一味違うパパヤルヴィ 日本人が大好きブラームス、でも私はかなり苦手な作曲家でして、この曲と同2番、ピアノトリオの管弦楽版、交響曲第2番とヴァイオリン協奏曲程度しか聴かないです。交響曲1番とか流れてきて耳にすれば良い曲だとは思いますが、なぜか自分で再生する気にならないのですよね。この曲は元々、ピアノ四重奏だったものをシェーンベルクが立派な管弦楽へ…
死とは、 再生への序曲 響く!壮大なる復活♫ www.youtube.com (youtubeをポチって音楽を聴きながら読んでみてくださいね。”iPhoneの場合は全面表示されてしまったら2本指で内側にむけてピンチインしてください。”) 稲光(いなびかり)の如く落ちる 讃歌からのインスピレーション!! 成る!!! さて、今回はマーラー:交響曲第2番《復活》の解説とおすすめ名盤を紹介です。 【ここをクリックすると名盤の解説へ飛びます】 【解説】マーラー:交響曲第2番《復活》 作曲の背景を解説 天啓、降(くだ)る! 「諸行無常」悪夢は繰り返す… 【各楽章を解説】マーラー:交響曲第2番《復活》 第1…
カント・インテルノ Canto Interno Luis Cabrera, Justyna Maj & Sylvia Huangルイス・カブレラ 、 ユスティナ・マイ 、 シルヴィア・ファン タワーレコード 新興レーベルTrptk、第一弾からコンスタントにリリースが続いてましたが、日本取扱いは無く・・でしたが、続々入ってくる模様です www.youtube.com Trptk ロンドン交響楽団の首席コントラバス奏者を務めたリナト・イブラギモフ(アリーナ・イブラギモヴァの父)に師事し、大きな影響を受けたというスペインのコントラバス奏者、ルイス・カブレラ(1985-)のデビュー・アルバム。彼はヨー…
タワーレコード・オリジナル企画盤 WARNER x TOWER RECORDS ディーリアス: 管弦楽作品集(バルビローリ1956-70年ステレオ録音集)<タワーレコード限定>ジョン・バルビローリ 、 ハレ管弦楽団 、 ロンドン交響楽団 タワーレコード 【収録曲】フレデリック・ディーリアス:管弦楽作品集(1956-70年ステレオ録音集)<DISC1>1. 歌劇『イルメリン』作品21~前奏曲2. 『春初めてのカッコウを聞いて』(小管弦楽のための2つの小品第1曲)3. 歌劇『フェニモアとゲルダ』~間奏曲4. 歌劇『村のロメオとジュリエット』~間奏曲『楽園への道』(ビーチャム編)5. 前奏曲と詩曲-…
オリジナル・アナログ・マスターテープの音声をほぼ無加工でデジタル化するシリーズ第5弾 エンジニアはデッカ出身でClassic Sound Ltd UKに所属するエンジニアのジョナサン・ストークス氏 以下5タイトル。リンクはその下に メンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》、序曲《フィンガルの洞窟》 ロンドン交響楽団指揮:ペーター・マーク ドヴォルザーク:交響曲第8番、スケルツォ・カプリチオーソ ロンドン交響楽団指揮:イシュトヴァン・ケルテス ブリテン:戦争レクイエム ロンドン交響楽団指揮:ベンジャミン・ブリテン ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)ピーター・ピアーズ(テノール)ディー…