お檀家さんがお持ちくださった菊の花。だいぶ大きく花開いてきました。 眺めていると、雨の日でも心が明るくなるような気がします。皆さまにも見ていただければと思います。さて、今月の『高尾山報』「法の水茎」も弘法大師空海をめぐるお話です。重陽の節句の由来と、鹿児島坊津一乗院に伝わる伝承について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」148(2024年10月号) 我が宿の菊の白露今日ごとに 幾世積もりて淵となるらん (『拾遺集』清原元輔) (我が家の菊の白露は、今日の日が巡ってくるごとに滴り続けて、これからどれほどの時代を経て淵のように深くなっていくのだろうか) 菊の花が美…