菊をゆっくり愛でる間もなく、急に季節が移ろいましたが、教室で最近完成した生徒さんの「菊」の2作品です。 まず、M.Kさんの「重陽」です。 日本橋榛原の千代紙のデザインで、昨年、紫色の菊を製作され、今回はこの黄色の菊です。 丁寧に積み重ねられています。 和風の作品でありながら、躍動感も感じられ、美しい仕上がりです。 もう一つは、H.Sさんのルネ・ラリックのチョーカーヘッド「菊」です。 ラリックはたくさんのアクセサリーを作っていますが、マットな菊の花の部分と光沢のあるエナメルの葉の部分との対比が美しい、ジャポニズムを感じさせる作品です。 バックボードを黒に選ばれ、作品が浮き立ち、モダンな作品になり…