『紫式部日記』 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』多紀理推敲校正版 『紫式部日記』(むらさきしきぶにっき)は、平安時代中期の女房・紫式部が記したとされる日記です。藤原道長のご要請により宮中に参内した紫式部が、寛弘五年(1008年)の秋より寛弘七年(1010年)の正月にかけて、主として宮中における出来事を綴った日記と書簡とから成り立っております。 現存する写本のうちでは、宮内庁書陵部に所蔵される黒川本が最も優れているとされておりますが、記述の一部については、他の写本の方が優れているとの見解もございます。写本の表紙には『紫日記』との表題が見られ、内容中には「紫式部」とい…