朝、すごく外が明るくてとうとうこの世界は終わるのかと思った。 窓辺で煙草を喫いながら、明日世界が終わるなら今日何をして過ごすだろうと考える。いつも通りに変わらない一日を過ごすかもしれない。誰かに会いに行くかもしれない。大切な人と過ごすかもしれない。食べたいものを食べて飲みたいものを飲むかもしれない。行きたいところに行ったり、やりたかったことややれなかったことをやるかもしれない。どれも有り得るし、どれもしないかもしれない。自分がその時に何をするかと考えてみても、出てきたものはどれもしっくりこない。迫り来る終わりへの危機感が足りていないせいで。 ルターかルソーか忘れたけれど「たとえ明日世界が滅ぶと…