最近のクマ被害には戦慄が走る。 森の中での遭遇ならまだ理解もできるが、街中にまで侵出しているのは 防ぎようもなく恐怖しかない。 クマが街に来る原因は、猛暑の影響でクマの食べ物が激減しているためと 報道している。果たして真実はどうだろうか? この原因は1905年に始まっていたのではないかとわたしは思う。 あたりピンとこない人も多いだろうが、この年はニホンオオカミが絶滅した年 である。ニホンオオカミとクマは生態系の頂点に君臨して、他の動物の 個体数を維持してきた。その一角がいなくなったのだから、鹿などの 草食動物が増加するのは想像に容易い。実際環境省の調査では鹿の個体数は 過去最高に達しているとい…