オウム真理教事件において、確定死刑囚となった13人が処刑されてから、6年が経ちました。 私個人は、2018年7月6日朝に死刑の一報を聞いてから、なんとなく中川智正さんとオウム真理教について調べることが日常の一つとなりました。 死刑の報道を含め、オウム真理教の事件を調べていくにつれ、私にはある違和感が芽生えるようになりました。 それは、「地下鉄サリン事件史観」という、地下鉄サリン事件からオウム真理教の問題を視る考え方でオウム真理教に対して総括していることです。 地下鉄サリン事件で、確かに多数の一般市民に被害を与えたのは事実で、いまもその障害が癒えないまま日常を過ごしている方もいらっしゃいます。 …