兵庫県神戸市東灘区にある私立の高等学校。
中高一貫教育の男子校で、東京大学や京都大学などの難関大学の合格者を多数輩出する国内随一の進学校として知られている。
創立は1927年、初代校長は眞田範衛(専門は数学。柔道有段者で嘉納治五郎の弟子)。校是には柔道の精神『精力善用』『自他共栄』が掲げられている。卒業生には遠藤周作(作家)、野依良治(化学者、ノーベル賞化学賞受賞)、江崎勝久(江崎グリコ社長)、松下正幸(松下電器産業副会長)、村上世彰(元通産官僚、投資家)などがいる。
進学校であるのに全くもって自由な学校。東大京大や各大学の医学部に異常なまでの数の生徒を送り込む実績があるのにもかかわらず、学校は決して受験にうるさくはない。生徒は多くの才能を持ち、勉強だけでなくスポーツ、音楽の分野で活躍する者も多数。一般に抱かれているイメージとは反して「がり勉」からは程遠い学校。だが、未履修問題で3年生全員の履修漏れが発覚。受験科目に偏重するあまり、地歴の履修不足や、家庭科を化学や物理の先生が教えていたりした。