1994年6月に、オウム真理教が自ら製造したサリンを長野県松本市で散布し、8人が死亡し、約600人が重軽傷を負った事件。
この事件により妻を意識不明状態(2008年死亡)にされた第一通報者・河野義行が、警察およびマスメディアにより犯人であるかのように扱われ、その冤罪および報道被害も大きな問題となった。
なお、翌年の地下鉄サリン事件の発生以降、松本サリン事件もオウム真理教による犯行であることが判明し、河野の無実が認められた。
2025.03.20 地下鉄サリン事件が変えた「鉄道の日常風景」とは? 駅から消えたモノ、増えたモノ | 乗りものニュース カルトの解散命令が出るかワクワクな時に 明日は地下鉄サリン事件が起きた日。 この年は生まれて考えることのいっさいなかった 2つの出来事で わたしの驚きは胸が膨らんだまんま戻らない日々 1月には阪神・淡路大震災で 海獣映画やマンガでしか見たのとのない ビルの崩壊を目の当たりにし、 その時に狂った感覚がやっと直ったところで 都心、それもたまに使う地下鉄で、 薬学で学んだサリンを使った事件が起きて、 実行犯のひとりは 医療事務していたわたしの父の知ってる人。 それからの都内には…
オウム真理教事件において、確定死刑囚となった13人が処刑されてから、6年が経ちました。 私個人は、2018年7月6日朝に死刑の一報を聞いてから、なんとなく中川智正さんとオウム真理教について調べることが日常の一つとなりました。 死刑の報道を含め、オウム真理教の事件を調べていくにつれ、私にはある違和感が芽生えるようになりました。 それは、「地下鉄サリン事件史観」という、地下鉄サリン事件からオウム真理教の問題を視る考え方でオウム真理教に対して総括していることです。 地下鉄サリン事件で、確かに多数の一般市民に被害を与えたのは事実で、いまもその障害が癒えないまま日常を過ごしている方もいらっしゃいます。 …
天風録アラスジ メディアリテラシーの日は、松本サリン事件の誤報を例に、情報の正確さと報道の責任を強調する。この事件は誤報の深刻な結果を示し、メディアの正確な情報提供と、我々の情報消費に対する慎重さの重要性を教える。メディアリテラシーの日は、これらの教訓を思い出し、情報の正確な理解と適切な使用方法を学ぶ機会である。 コメント メディアは「第三の権力」として社会に大きな影響を与えますが、誤った情報の流布は無実の人々を被害者にし、社会全体の信頼と安定を揺るがせます。メディアは情報のゲートキーパーとして事実と虚偽を判断し、公正な視点から報道する責任があります。しかし、情報を受け取る我々一人一人も、その…
「沙林―偽りの王国」帚木 蓬生 <所感> 沙林=台湾語でサリン。1994年の松本サリン事件からもう30年近くが経つ。 フィクションの体裁と言いつつ、本書は神経内科医の目線でそんなオウム真理教による凶悪犯罪を振り返っている。 また筆者が医師ということもあり、とにかく毒ガスに関する言及が細かい。 詳細に言及しすぎな感もあるが、実事件だからこそしっかりと記録に残しておくという意味では価値があるだろう。 教祖の死刑が執行された今、オウム真理教の凶暴性や異常性はこれ以上解明できないことが多いかもしれない。 一方で、一連のオウム事件でこれからも腑に落ちないのは以下の点だと感じ、この議論は風化させてはいけな…
引用元:amazon.co.jp 1994年6月に起こった松本サリン事件をベースにした作品 長野県松本市の高校生、エミ(遠野凪子)とヒロ(斎藤亮太)は、学校の活動として「松本サリン事件」報道の検証ドキュメンタリーを作るためにテレビ局に取材を申し込んでいた ところが第一通報者に対する過剰な報道に対しての批判を恐れてか、各局とも取材を拒否してくる その中で唯一OKが出たのが地元のテレビ局「テレビ信州」だった 報道部長の笹野(中井貴一)、記者の浅川(北野有起哉)、花沢(細川直美)、野田(加藤隆之)が高校生ふたりの取材に応じ、本人たちの中でも未消化のままの事件当時の誤報に至った経緯が語られていく 今か…
1日1話、5月24日の話 松本サリン事件被害者 河野義行氏の話 「人を恨む行為は、人生をつまらないものにする」 この話は気が重くなる。 大変な経験をされた、あの河野さんの話でした。 あの当時、本当にこの人が犯人かと思ってました。 報道の力は恐ろしい。 何が正しいかではなく、視聴者が興味があるように作られていることを改めて知らされました。 そしてこの「人を恨む行為は、人生をつまらないものにする」 人生を楽しく生きているためには、とても重要なことと思いました。自分の人生、 自分の時間をどう使うか。 それは人それぞれですが、出来れば明るい人生が送れるよう、 そこにエネルギーを注いでいきたいですね。
エントリーのタイトルにも使った、この中川さんの言葉 「以前と変わらず尊師に従っているのは、土谷と新実と、自分の三人だけですね」 はいつの頃の言葉でしょうか。 1996年1月23日の第三回公判、松本サリン事件の審理に入る頃に、「周囲に漏らした」言葉であると、降幡賢一『オウム法廷』グルのしもべたち下に書かれています。 この日より、松本サリン事件の審理に入りました。 中川さんは、初公判時の地下鉄サリン事件同様、松本サリン事件についても、サリン発散の事実行為については認めたものの、麻原らとの共謀は否認しています。 この日には被害者名簿が朗読されましたが、それをほとんど無表情で聞いたとのことでした。 な…
朴慶南(パクキョンナム)さんの著書「私たちは幸せになるために生まれてきた」を読んだ。パクさんはこの著書の中で、出会った人たち、体験したこと、ぜひ伝えたいことなどをつづっている。 この本のタイトル「私たちは幸せになるために生まれてきた」は河野義行さんとのお話の中でお聞きした「人はみんな幸せになるために生まれてきたのだと思っています。・・・」という言葉からつけさせていただきましたと書かれていた。 私は河野義行さんの名前は知っていた。あの松本サリン事件の第一通報者であり、松本サリン事件の被害者でありながら犯人と決め付けられるという冤罪被害を被った人である。そういう事実関係は知っていたが、河野さんの人…
令和元年はゴーン氏の極秘の日本脱出成功の大ニュースで終わった。安倍政権はこの件について沈黙を保っている。 マスコミが報じてきた、日産自動車の反ゴーン派や検察のリーク内容の正否は知る由もない。予定通り裁判が行われたとしても、真実がどこまで明らかになるか不明だった。裁判とは真実を暴き出す場と言うよりも法廷闘争の場なのだ。 日本脱出について感じたことは二つある。 1.ゴーン氏が様々な手段を使って蓄財に励んでいたことは間違いない。 2.日本では冤罪事件が多い。 ゴーン氏が強欲に見える背景には以下の3点があると思う。 (1)ビル・ゲイツやイーロン・マスク、或いは前澤勇作と違ってゴーンは創業者社長ではない…