今週「トランプ2.0政権の内政はともかく・・・」と、外交の不安定さを訴えたのだが、内政の方も暴風が吹き荒れている。大統領選挙期間中にも「官僚5万人入れ替え」への言及はあった(*1)のだが、本当にやるのか半信半疑だった。米国政府は「Deep State」に操られているので、その元凶を絶つという理屈だった。 イーロン・マスク氏率いるDOGE省が大ナタを振るった結果、2月の連邦政府の人員削減は6万人を越えたという(*2)。数字として1ヵ月で達成したというスピード感だが、これで行政が回るのだろうか?その疑問に対するトランプ2.0政権の答えがこれ。 DOGE、1,500人の連邦職員向けに生成AIチャット…