病院や介護施設、社員食堂や学校で毎日提供される、温かく栄養バランスの取れた食事。これらの食事は、私たちの健康や活力を支える、まさに社会インフラの一部です。その裏側には、安全な食材を安定的に調達し、全国各地の厨房へ届けるという、巨大で緻密な「食の兵站(へいたん)」システムが存在します。特に、数千カ所もの施設へ食事を提供するコントラクトフードサービス企業にとって、その食材調達・物流網は、事業の生命線と言えるでしょう。 今回は、全国約2,200カ所の施設へ食事を提供するLEOCグループの”心臓部”として、食材の調達・物流・商品開発を担う、株式会社レオックフーズの決算を読み解き、その事業モデルと経営の…