正体は、本郷猛(藤岡弘、)という青年。IQ600にして、スポーツ万能というところをショッカー総統に目をつけられる。
城南大学生化学研究所のエリート研究員にして、一流のオートレーサーである。オートレースの師匠として、立花藤兵衛を慕い、彼に師事している。ライダー改造後は彼のトレーナーとしても活動した。
彼の恩師の緑川博士によってショッカーに推薦され、ショッカー基地でバッタの能力を持つ怪人に改造されてしまう。手術後に風力エネルギーを体内に注入され、仮面ライダーとしての能力がここで施されることになる。脳改造を施される前に博士と一緒に脱出するが、蜘蛛男はルリ子を囮に博士を抹殺しようとした。
本郷は博士とともに倉庫に隠れるが、娘のルリ子が駆けつけたときには、蜘蛛男の攻撃で博士は泡となって消され、博士を助けようとした本郷は逆にルリ子に「父殺しの男」と恨みを買うことになる。戦闘員を次々となぎ倒し、蜘蛛男にライダーキックでとどめを刺した。失神したルリ子を、駆けつけた藤兵衛に託して、一人愛車を走らせて行った。
ここまでが、第1話のあらすじである。
1号ライダーの技は豊富で、ライダー投げ、ライダーシザースなど力強くかつ華麗。イカデビルを倒した技として、ライダーきりもみシュートもある。
「ライダーァ…変身!トォ!」の掛け声と共に、構えて腕を片腕ずつ振り回すのが変身ポーズ。このポーズは、藤岡弘、が歌舞伎の動きから取り入れたものとされる。設定ではベルトに風圧を与えることで仮面ライダーに変身するらしい。
愛車はサイクロン号。ボタン一つで通常のバイクから切り替えも出来る。横から小さい翼が出て、高いジャンプが出来るのも特徴。撮影で使ったバイクは当時スポンサーだったスズキ製のものを改造。
藤岡弘、が1号ライダーのスーツアクターも担当していたために、コブラ男の回の撮影で負傷したことから、急場しのぎとして一文字隼人(佐々木剛)こと仮面ライダー2号を登場させたと言われる。