凍りのくじら 辻村深月 2006 ちょいネタバレ 辻村深月さんは、ものすごく前に「ツナグ」を読んだきりで、「ツナグ」はこうなんかその時の自分にはピンとこなかったんですが、先日アニメ版「かがみの孤城」を観て良かったので、読書好きの姪っ子達に「辻村深月さんおすすめ貸してー」と3冊借りたなかの一冊が、「凍りのくじら」です。 凍りのくじらは、主人公が女子高生でして、またその主人公が父が有名カメラマンで失踪中で、お母さんが闘病中で、アーティストの家庭で育ちながら、そんなこんなでさびしんぼう状況で、ちょいひねてるというか、斜に構えてるというか、上から目線で拗らせてる感じで、ちょいジョブナイル風味。 前半は…