団体貸出とは 公立図書館が、地域の学校、自治会などの組織、福祉施設や職場、グループや団体などに資料を貸し出すことを、団体貸出といいます。団体の実態は、数人のグループから児童・生徒が数百人の学校まで、さまざまです。ですから、このばあいの《団体》は、《人の集まり、人の集まるところ》を便宜的にひとくくりする言葉として捉えるのが適当だと思います。 『日本の図書館:統計と名簿 2020』によりますと、全国の市区立と町村立の図書館に登録している団体の数は、合わせて184,126+26,566=210,692です。 それらの団体が2019年度に貸出を受けた冊(点)数は全体でおよそ2430万冊(点)でした。そ…