日本の作詞家、精神科医、精神分析家。専門は精神分析学。 国際精神分析協会正会員。元日本精神分析学会会長。 フォーク・クルセダーズのメンバーとしてデビュー。 九州大学名誉教授
代表曲「戦争を知らない子供たち」「あの素晴らしい愛をもう一度」「花嫁」「風」 芸能・執筆活動を行う時は「きたやまおさむ」とひらがなになる。
むなしい・・・ この、なんともやっかいな感覚・・・ どうやって付き合っていったら良いのでしょうか? しっかり考えさせてくれるのが本書です。 きたやまおさむ著『「むなしさ」の味わい方 (岩波新書)』を読みました。 著者は、「帰ってきたヨッパライ」を大ヒットさせたフォーク・クルセダーズのメンバーである北山修さんです。 北山修さんは精神科医でもあり、大学の学長も務めた人です。 だからでしょうか、本書では精神分析の視点からも、言葉の視点からも、文化からも・・・ そして、自身の経験からと、あらゆる角度から「むなしさ」に迫ってくれます。 むなしいって、どういう感覚なんだろう? 望んで味わいたい感覚ではない…
2009年1月27日放送の「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」です。 https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol69.mp3 ーナレーションー れんが屋に一枚の古いレコードがあります。どうやら70年代の代物です。鈴木さんが学生時代に買ったものでしょうか。黒いジャケットにまるで遺影のように一人の青年が微笑む、その二枚組のアルバムは「北山修作品集」。 そして今夜れんが屋には、その遺影の中で微笑む青年が、40年という歳月を経て大笑いしています。
フォークルの曲が耳について離れない デビュー曲「帰ってきたヨッパライ」 発売中止となった「イムジン河」 あの素晴らしい愛をもう一度」は修学旅行の想い出 現在も活躍中の北山修 フォークルの曲が耳について離れない きのう「悲しくてやりきれない」について書いたら、きょうはアタマのなかがザ・フォーク・クルセーダーズのヒット曲でいっぱいになってしまった。 長年、彼らのことなどすっかり忘れて、クルセーダーズといえば、ジョー・サンプルのキーボードがファンキーな「ジャズ・クルセーダーズ」しか思い浮かばなかったのに。 悔恨の意を込めてザ・フォーク・クルセーダーズ(以後、フォークル)の曲を片っ端から聴いて見たら、…
一条真也です。鑑賞してから時間が経過しても、ブログ「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」で紹介したドキュメンタリー映画を観た感動の余韻にまだ浸っています。日本の音楽史に大きな足跡を残した加藤和彦の生涯を紹介した作品です。 わたしは加藤和彦の大ファンですが、彼の生涯を振り返ったとき、その音楽人生のスタートとなった「ザ・フォーク・クルセダーズ」(通称フォークル)の存在が大きかったことがわかります。加藤和彦(龍谷大学)、北山修(京都府立医科大学)、はしだのりひこ(本名:端田宣彦、同志社大学)の3人の大学生が結成し、「応仁の乱」から500年後の京都で誕生した奇跡のカレッジバンドです。 ザ・フォーク・…
6月といえば、"June bride" 結婚や花嫁のことがイメージされます。ふだんはそれほど意識していないのですが、今年は6/1にNHKのラジオを聴いていたら、この曲がかかったのです。「花嫁」という曲。「はしだのりひことクライマックス」というグループがリリースしたファーストシングルです。はしだのりひこ(端田宣彦)やクライマックスを知らない人はたくさんいるでしょうが、この曲を聴いたことがないという人は少ないでしょう。そういう私も、この記事を書くまでは、はしだのりひこについては全くというほど知りませんでした。今回は、「花嫁」の歌詞と、それにまつわるエピソードを書いてみます。 あの人の写真と野菊の花…
一条真也です。日本映画「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」を鑑賞しました。学生時代のわたしは加藤和彦の音楽が大好きで、毎日のように聴いていました。その頃の思い出が蘇り、センチメンタルな気分になりました。映画のラストで「あの素晴らしい愛をもう一度」が流れたときは涙が出ましたね。もう、ブログに書きたいことが多すぎます! ヤフーの「解説」には、こう書かれています。「1960年代から1990年代にかけて日本の音楽シーンをけん引した音楽家・加藤和彦の軌跡をたどるドキュメンタリー。『帰って来たヨッパライ』などの名曲を生んだ『ザ・フォーク・クルセダーズ』結成秘話や『ヨーロッパ三部作』と呼ばれるアルバムに…
岩波新書の新刊、北山修の一般人向けの 本。なんとなく北山修、きたやまおさむ というと手に取っていたが、これはちょ っと距離があった。「むなしさ」という 感情がわたしにはピンとこない、わりと 冷淡に思い悩まないようにしているから だろう。 わたしにとっては、むなしさよりも、悔 恨、無念、わかりやすく云えば「思い残 す」というものだろう。それらがわたし の背中を支え前を向かせている。 「むなしさ」の味わい方 (岩波新書) 作者:きたやま おさむ 岩波書店 Amazon ktoshi.hatenablog.com
「むなしさ」の味わい方 (岩波新書 新赤版 2002) 著者 : きたやまおさむ 岩波書店 (2024年1月23日発売) 「むなしさ」の味わい方 (岩波新書) 作者:きたやま おさむ 岩波書店 Amazon f.2024/2/25p.2024/2/16 from amazon site 自分の人生に意味はあるのか、自分に存在価値はあるのか…。誰にでも訪れる「むなしさ」。便利さや快適さを追求する現代では、その感覚は無駄とされてしまう。しかし、ため息をつきながらも、それを味わうことができれば、心はもっと豊かになるかもしれない。「心の空洞」の正体を探り、それとともにどう生きるかを考える。
こんにちは。 8月15日は終戦記念日ですね。毎年思うことなのですが、真夏のじりじりと焼けつくような太陽と戦争が終わったという虚無感、そして戸惑い。1945年に生きていた人々は、それらをどんな気持ちで受け止めていたのでしょうか。それまで「戦争」が日常であったわけですから、爆撃や空襲警報が明日からなくなる、と言われても今一つピンとこなかったかもしれません。少なくとも、すぐに「よかったよかった」と手放しで喜ぶ気持ちにはなれなかったでしょう。もっと困惑したのは、おそらく職業軍人や、召集令状によって戦場に赴いていた人達でしょう。これからいったい何を生活の基準にしていけばよいのか、誰も教えてくれません。そ…
Apple Musicで聴きました スタッフメモには 「1967年当時、録音テープを早回ししたコミカルな ”帰って来たヨッパライ”がラジオの深夜放送を発端に大きな注目を獲得。 おかげで解散していた彼らは活動を再開、 メジャーリリースされた同曲は300万枚という破格のヒットを記録した」 とあります 幼稚園のバスの中で「帰って来たヨッパライ」のことを話題にしていた というのが私の記憶の中にあるんですが 確かに1967年だとピッタリ合います 「帰って来たヨッパライ」には続編の「さすらいのヨッパライ」もありました いろいろ懐かしくて加藤和彦、北山修、はしだのりひこ絡みの曲を Apple Musicで探…