むなしい・・・ この、なんともやっかいな感覚・・・ どうやって付き合っていったら良いのでしょうか? しっかり考えさせてくれるのが本書です。 きたやまおさむ著『「むなしさ」の味わい方 (岩波新書)』を読みました。 著者は、「帰ってきたヨッパライ」を大ヒットさせたフォーク・クルセダーズのメンバーである北山修さんです。 北山修さんは精神科医でもあり、大学の学長も務めた人です。 だからでしょうか、本書では精神分析の視点からも、言葉の視点からも、文化からも・・・ そして、自身の経験からと、あらゆる角度から「むなしさ」に迫ってくれます。 むなしいって、どういう感覚なんだろう? 望んで味わいたい感覚ではない…