「歴史あふれる北船場を訪ね歩くまちあるき」、国の重要文化財、緒方洪庵の「適塾」に向かいます。 正式には「適々斎塾」、または「適々塾」とも称され、緒方洪庵の号である「適々斎」が名の由来だそうです。 緒方洪庵の私塾「適塾」は、幕末の25年間開塾された間ここで学んだ塾生は佐幕派討幕派を問わず全国から凡そ3000人を数え、塾頭を務めた福沢諭吉や大村益次郎を始め綺羅星のごとく幕末の偉人たちが並び、その教育方針は教師と生徒の区別は無くお互いが教え学び合うと云うもので、医学塾で在りながら輩出した人材は明治初期日本の各分野に及び近代日本の礎とも言える私塾です。 適塾は1886年頃まで塾生たちにより運営されその…