昨日は、医薬品添付文書の事についておおよそのお話をさせて頂きました。この医薬品添付文書については、現実的には様々な課題が露呈しています。昨日の記事にある通り、添付文書は、どうしても発売元の製薬企業が主体で作成したものですので、病院で日常診療を行うに当たっての使い方に即して載せられているわけではありません。 医薬品添付文書は、昨日ご紹介させて頂いたトローチのように、紙1枚で終わっている添付文書はまずありません。豆粒のような小さな字でぎっしりと数ページにわたり書いてあることもあり、実際は、医療におけるインフォームドコンセントで言えば、この書面を全て説明した上で、同意をとらなければ、安易に医薬品の処…