定義 引越し会社を創業するにあたり、複雑な開業資格は必要ではない。2トントラック1台、作業員3名、電話1台があれば受注を開始できる。業界への参入障壁は低いが、利益を出すためのハードルは低くない。日本引越協会の統計によれば、年商5,000万円未満の小規模な引越し業者の平均利益率は5%から8%にとどまる。一方、年商1億円以上の中堅・大企業の利益率は10%から20%に達する。この差の源泉は、トラックの台数や段ボールの仕入れ価格にあるのではない。経営の現場で継続的に発生しながら、多くの経営者に見落とされているコスト項目にこそある。 1. 損益計算書上の3つの数字 どの引越し会社の損益計算書にも、3つの…