最近、「静かな退職」に関する記事を読みました。意味としては「与えられた職務以上のことはやらない」という働き方を指すようです。 一見するとそれは“サボっている”とか“やる気がない”と否定的に捉えられがちですが、私はふと思うのです。本当に最低限の業務をこなすことは「退職」と呼べるほど“静か”で“楽”なものなのでしょうか。 「静かな退職」という言葉の背景 この言葉が注目された背景には、現代の働き方が過剰になりすぎている現状があります。昇進や評価のために残業をしたり、休日に仕事のことを考え続けたりすることが、ある種の「美徳」とされてきました。 しかし、コロナ禍を経て「本当にそこまで仕事に時間とエネルギ…