前回、私が周防正行監督作『それでもボクはやってない』にエキストラで出演した体験談を書きました。 kumashine369.hatenablog.com その8ヶ月後、完成した作品を映画館で観たのですが、最初から最後まで衝撃の連続でした。 なぜなら、これは「映画」ではなく「現実」だからです。 映画的表現を極力排し、BGMも最小限。まるでドキュメンタリーを観ているような感覚になります。 ストーリーは終始、胸が締めつけられるような展開が続き、待っているのは救いのない結末。 『シコふんじゃった』や『Shall we ダンス?』など、観客を楽しませる作品を撮ってきた周防監督が、ここまで重いテーマに挑んだ…