大正期の画家について、もう少し。 渡辺文子という挿絵画家。 洋画家として亀高姓で知られているらしい。 渡辺文子を知ったのはこの本。 「日本の童画5」<須藤しげる>の絵をまとめて見たくて買った。須藤しげるの画集と云うのは入手困難で、これは比較的入手しやすかったから。解説読んで、<渡辺文子>のほうに興味を持った。 ・長谷川時雨の「美人伝」に取り上げれられるほどの美貌で(岩波文庫に長谷川時雨の「近代美人伝」があるが、それには渡辺文子の話は収録されていない)多くの詩人や芸術家が彼女に恋していたが、青年画家と結婚 ・しかしその夫が23歳で病死し、幼い二児を抱えて暮らしに困ったことから挿絵の道へ ・その後…