映画女優。「永遠の処女」と呼ばれる伝説的スター。
1920年6月17日生まれ。 本名:会田昌江。義兄に熊谷久虎がいたことから家に映画人が自然で出入りし、半ばスカウトのような形で日活へ入社。山中貞雄監督の「河内山宗俊」で注目を浴び、日独合作映画「新しき土」ではヒロインに抜擢される。 伊丹万作、小津安二郎、黒澤明、吉村公三郎、木下恵介、今井正など、多くの監督の名作に出演。引退後は一切マスコミに姿を見せていない。 2015年9月5日、肺炎のため死去。享年95。
『わが青春に悔なし』は、1946年公開の日本映画。監督は黒澤明、主演は原節子。京大事件(滝川事件)とゾルゲ事件(尾崎秀実)を下敷きに、弾圧の時代に引き裂かれる師弟関係と、その渦中で「自分の足で立つ」ことを覚えていく一人の女性を描く。 スタッフ 監督:黒澤明 脚本:久板栄二郎 製作:松崎啓次 音楽:服部正 撮影:中井朝一 編集:後藤敏男 製作会社:東宝 配給:東宝 公開:1946年10月29日(日本) 上映時間:110分 撮影は1946年4月から10月15日まで行われ、冒頭の吉田山の場面は衣笠山や宝ヶ池で撮影された。近くのものから背景までピントが合っているように見せるパンフォーカス撮影を試みよう…
ja.wikipedia.org 1939年 伏水修監督 原節子は家族を助けるため自動車会社の事務員から営業に転身。 車内での熾烈な競争。やり手すぎて・・という展開をみていると、社会心理で習った成功不安の話なども思い出す。(この物語の中の原節子は成功回避したりしないけれど) 方向は違うけれどある意味しっかりものの妹に江波和子(江波杏子の母・・「若い人」の主人公から名前をとったとか・・→1937年「若い人」の解説にそのことが書いてある。) 伏水監督 1936年の「東京ラプソディ」*1でも車のシーンあったな。この映画はもちろん車の販売会社の話だから車のシーンだらけ。監督お好きなのかな・・ *1:東…
filmarks.com 1940年 山本薩夫監督 山の手(田園調布らしい)の三姉妹もの。四女はいないけれど「若草物語」だなあ。 戦争で父が不在な家。原節子が活発で大黒柱的な次女、そして優しい三女に起こる出来事も「若草物語」だった。 戦争の影はあまり濃くなく、「男女七歳にして」みたいな堅苦しい雰囲気もない。 ご近所さんと姉妹たちをつなぐ子猫。猫がおとなしくて、撮影意図にとても沿っているのにも感心。 原節子の伝記を読んでいると、おとなしすぎる役はあまり好んでおられなかったという。これはとても楽しそうに演じておられるように見受けられた。ひょいと妹をまるで赤ちゃんを抱っこするかのように担ぎ上げる力強…
ここしばらく読んでおりました四方田犬彦さんの「李香蘭と原節子」は、 なんとか最後のページにたどりつきました。 李香蘭の名前が先にあるように、原節子さんよりも李香蘭さんに多くの ページが割かれています。四方田さんの関心が、より多く李香蘭=山口淑子 さんにあることも影響しているのでしょう。 東アジアの満州、日本、香港制作の映画で主役を演じた李香蘭さんと、ほ ぼ日本の映画に出演し、小津作品でヨーロッパでも知られることになった 原節子さんですから、役者さんとしてのスケールは李香蘭のほうが上で ありますが、原さんは映画界から姿を消すだけではなく、実社会からも姿を 隠したことによって、神話になったのであり…
★★★☆☆ あらすじ 女教師と生徒たちの間で起きた騒動を収拾するため、理事会を開くことが決定される。 www.youtube.com 原節子、池部良、小暮美千代ら出演、今井正監督。石坂洋二郎の小説原作。正続二編の続編。84分。 感想 前作で勃発した女学生と教師の騒動が引き続き描かれる。前作の後味の悪い暗いエンディングでは、医者は半殺し、あるいは死んだのでは?とさえ思っていたのだが、案外と大したことがなくて拍子抜けした。続編へ足を運ばせるための演出だったのだろう。 前半は、問題の処置をめぐる理事会の様子が描かれる。皆が好き勝手に意見を言いながらも、時折妙に納得してしまうような意見も飛び出して、「…
映画『青い山脈』1949年版(今井正監督) wikipedia『青い山脈』は、石坂洋次郎の小説『青い山脈』を原作として制作された映画。1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作され、興行的にも1949年・1957年・1963年はいずれもヒットした(1975年・1988年は不明)。最も名高いのは1949年の今井正監督作品 1949年版『青い山脈』は、戦後日本の価値観の転換を象徴する青春映画で"日本映画の金字塔”ともいわれる、当時としてはかなりラディカルな内容を持った作品。 原節子が演じる地方の高校の英語教師は、それまでの日本映画に多かった「従順な女性」とは異なり、自立し…
★★★☆☆ あらすじ 保守的な田舎町の女学校にやってきた東京の英語教師は、生徒がいたずらで書いたラブレターを注意したところ、反発されて騒動となる。 www.youtube.com 原節子、池部良、木暮実千代ら出演、今井正監督。何度も映画化された石坂洋次郎の小説が原作で、最初の映画化作品。正続二編の正編。93分。 感想 保守的な田舎町が舞台の物語だ。女学生が金物屋に玉子を売りにやってくるシーンから始まるが、演じる杉葉子と池部良が今っぽい佇まいで驚いた。そして池部良は男前だ。どうやら初対面らしい男の家に上がり込んで、女学生が料理を始めるのもなかなかすごい。 この女学生が、嫌がらせで同級生から偽の恋…
自宅の固定電話は、ほとんど迷惑電話を受けるためにあるようなところ がありまして、表示されるナンバーを見ても、未知の番号でありましたら、 でることはなくなっています。固定電話なんているのかいなと思わないこと もなしですが、なんとなくで継続です。 固定電話の回線は、ずっとメタル線を使っていたのですが、NTTがメタル 線を廃して、IP電話にまとめるということになり、外堀が埋まってきたことを 感じて、当方もIP電話で契約することにしました。(メタル線を使っていた のは、停電時にも電話が使えるというのが、最大の理由でしたが、これも 通話の相手方がメタル線利用者に限られていて、ほぼそんなとこはなく なって…
本日はライブがありまして、14時過ぎの電車に乗って出かけることに なります。平日ということで、ライブの開始時間は19時と、すこし遅めで あります。時間がふんだんにある高齢の当方には、もっと早い時間に 始めてくれたほうがありがたいのですが、働いている世代の参加のた めには、やむを得ないか。 終わりの時間からして、自宅に戻るのは深夜でありますが、そういえば、 この時間帯のライブへと行った時には、帰りの電車が鹿に衝突して30分 も延着したことを思いだしました。本日はそのようなことのないように 願いたいものです。 本日のライブは、EGO-WRAPPINのものです。1100席くらいのちょうど 理想的なキ…
1949年「松竹」 1949年3月公開映画、つまり戦後間もない頃の映画ですね。 ネタバレします。 他愛ないラブコメ、という前情報のせいもあって今まで観ずにいたがとても良い映画だった。 戦後間もない頃、没落した元華族の泰子と自動車修理工の30代男・圭三とが持ち掛けられた縁談に悩む物語。 恵三は働き者で貯金だけはある。どう考えてもお金のためにお嬢さんが身売りした、と見られてしまう。 しかも当の本人たちがそのことに凄く苦しんでしまうのだ。 圭三は自分が金でお嬢さんをモノにしてしまうことに躊躇い、お嬢さんも好きという気持ちを素直に伝えられない。 圭三は弟分が全力で愛情を表現している姿に打ちのめされる。…