映画女優。「永遠の処女」と呼ばれる伝説的スター。
1920年6月17日生まれ。 本名:会田昌江。義兄に熊谷久虎がいたことから家に映画人が自然で出入りし、半ばスカウトのような形で日活へ入社。山中貞雄監督の「河内山宗俊」で注目を浴び、日独合作映画「新しき土」ではヒロインに抜擢される。 伊丹万作、小津安二郎、黒澤明、吉村公三郎、木下恵介、今井正など、多くの監督の名作に出演。引退後は一切マスコミに姿を見せていない。 2015年9月5日、肺炎のため死去。享年95。
「この場合、必要なのは 冷静な頭脳と判断です」 『三本指の男』 片岡千恵蔵,杉村春子,原節子,風見章子 1947/松田定次*1 婚礼の夜 新郎新婦に 起きた惨劇! 密室の殺人に 金田一耕助が挑む お話です。 三本指の男 片岡千恵蔵 Amazon ▼こちらは『悪魔が来りて笛を吹く』。www.youtube.com 📢金田一耕助大特集2020蔵出し作品から王道まで‼️11/23は🕛1日まるごと金田一耕助◾三本指の男/片岡千恵蔵◾吸血蛾/池部良◾悪魔の手毬唄/高倉健石坂浩二、古谷一行主演作も‼️11/29は金田一のいない犬神家の一族◾蒼いけものたち詳しくは👇https://t.co/Zo9XwIsK…
古い物語の中に新しい感性がやどっている 日本、成瀬巳喜男監督 94分 原作は川端康成、脚色は水木洋子 鎌倉の閑静な住宅街、62歳の尾形信吾は息子修一に迎えた嫁菊子にとって優しい舅だった。 息子修一は信吾が重役をつとめる会社の社員、結婚生活わずか数年というのに、もう他に女をつくり、家をたびたび開けた。信吾は社の女事務員からそれと聴いて、愚痴もこぼさず、ひたすら耐える菊子に不憫さを感じるようになった。 ある日、修一の妹房子が夫といさかって二人の子供ともども家出してきた。信吾はむかし修一を可愛がるように房子を可愛がらなかった。それが今、菊子へのなにくれとない心遣いを見て、房子はいよいよひがむ。 家事…
1953年の芸術院賞を受賞した川端康成の同名小説を水木洋子が脚色。 成瀬巳喜男にとって『山の音』(1954)は『乙女ごゝろ三人姉妹』(1935)、『舞姫』(1951)に続く川端康成原作作品だ。人間関係の複雑さと、そこに潜むエロチシズムの静かな気配によって、深い思索を促す成瀬巳喜男の代表作のひとつである。 原節子は『めし』(1951)以来二度目の成瀬監督作品出演で、『めし』で共演した上原謙が本作でも夫役を演じている、だが、この夫は『めし』の穏やかでのんきな夫像とは真逆の氷のように冷たい性格の持ち主として描かれている。 原と心を通じ合わせる舅を山村聰が演じ、その妻役に長岡輝子、修一の妹役に中北千枝…
映画『めし』は、NHKBSプレミアムシネマにて2025年3月19日(水)に放映(午後1:00〜午後2:38) 成瀬巳喜男監督の1951年の作品『めし』は、成瀬が林芙美子の原作を初めて手掛けた記念すべき作品であり、また、戦後、一時期低迷していた成瀬の復活作品でもある。この作品の興行的成功で、成瀬は『夫婦』(1953)、『妻』(1953/原作・林芙美子)という『めし』の続編的な二作を撮り、その後も林芙美子の原作を映画化した『晩菊』(1954)、『浮雲』(1955)、『放浪記』(1961)などの傑作を世に送り出すこととなった。 『めし』は、戦後の日本社会を背景に夫婦関係の機微を描いた作品で、夫婦役を…
『マリリン・モンローと原節子』のあらまし 『マリリン・モンローと原節子』は田村千穂によって書かれた本で、2015年筑摩選書から出版されています。セクシーなマリリン・モンローと永遠の処女のような原節子というのが一般的なイメージですが、二人がいかに多面的な魅力に満ちていたかを、重要な作品に即して生き生きと描いています。 #原節子 #マリリン・モンロー今日、「マリリン・モンローと原節子」という本を図書館から借りて来ました。偶然にも、今日が原節子の誕生日だったと、Xのタイムラインで知ったのですが、彼女は1920年生まれ。マリリンは1926年6月1日。こちらのポストにきれいな画像あり。https://t…
引用元:amazon.co.jp タイトルは「しゅうう(にわか雨)」 亮太郎(佐野周二)と文子(原節子)は、結婚四年目の夫婦 最近では会話もままならず、つい口論に発展しがちな倦怠期を迎えている そんなふたりの元に、新婚旅行を途中で切り上げて帰ってきた姪のあや子(香川京子)がやって来る 聞けば、旅行している間ずっとつまらなそうで、しかも友人と飲みに出かけて朝帰りしたことで喧嘩してしまったという それを聞いていた亮太郎は、男性の立場からとりなそうとするも、逆に文子とあや子の反撃にあってしまう それから数日後、隣に新婚間もない夫婦が引っ越してくる 亮太郎よりも少し年下に見える念吉(小林桂樹)と、それ…
3.8 ウィキペディアの概要を要約すると映画のポイントは、関西が舞台、松竹の小津安二郎が唯一東宝でつくった映画であること、濃厚な死生観の三つだと思います。 京都の造り酒屋小早川家。経営は斜陽にあります。その大旦那である万兵衛(中村鴈治郎)と義姉を含む三姉妹(原節子・新珠三千代・司葉子)を中心とする話です。小早川の読みには濁点がつきません。東宝が小津を招聘し、いつもの小津組ではない役者をつかうことで変化を引き出そうとしており、冒頭から小津安二郎らしくない俳優と言える森繁久彌が出てきます。確かに小津映画の中にいる森繁久彌に強烈な呉越をおぼえました。 冒頭のシーンはカウンターのあるバーで、加東大介が…
「日本誕生」(1959)を見る。東宝1,000本記念として製作。目標は壮大なスケールの「十戒」(1956)のような映画だったといわれる。 阿蘇山にて400名のスタッフでロケを敢行。東宝のオールスターキャストで描くスペクタクル。日本”沈没”映画は新旧含めて何度も見たが、日本”誕生”映画は初めてかもしれない。日本神話の一つ、国生み(くにうみ)神話を描いているようだ。 日本神話のイザナギ(伊雅那岐)、イザナミ(伊邪那美)と、アメテラスノオオミノカミ(天照大御神)、スサノウ(須佐之男、素戔男尊)、ヤマトタケルノミコト(日本武尊)などが登場し、物語は、小椎命(日本武尊)を主人公としつつ、合間に太古の神々…
監督 松田定次 脚本 比佐芳武 原作 横溝正史 出演 片岡千恵蔵 原節子 三津田健 風見章子 杉村春子 小堀明男 水原洋一 宮口精二 賀原夏子 八汐路恵子 青山健吉 アマゾンプライムビデオより 眼鏡の原節子は初めてみました。若い三津田健も初めてでした。 風見章子・原節子 三津田健 片岡千恵蔵が背広姿で洋風な金田一耕助だ。まだ占領時代であったのでGHQによって題名が変えられたという(原題は本陣殺人事件)。横溝正史の作品って地方の大地主の家におこる遺産争いとかが多く、暗い。これは息子の結婚相手の家柄に反対する封建的な一家でおこる殺人事件。 アメリカ帰りの私立探偵、金田一耕助(片岡千恵蔵)は日本へ帰…
修理工と令嬢の恋物語―――映画界の革命児といわれた木下恵介が、大作「破戒」に続いて取り組んだ、明るくてそれでいてちょっと切ない恋愛映画。佐野周二と原節子という豪華な顔ぶれで、身分を超えた愛が互いの理解と尊重の上に成り立つさまを爽やかに綴っている。本当のお嬢様とは何か?真実の愛とは何か?を、教えてくれる逸品。 (Prime Videoより引用) 監督:木下恵介 出演:佐野周二/原節子/佐田啓二 お嬢さん乾杯! 佐野周二 Amazon おとこっぷりもよいし、商才(車の修理屋)もある、佐野周二に見合いが。結婚する気なんてない! もう32だろ! 34です! そんなこんなで会ってみたら……原節子さん! …