1、作品の概要 『山の音』は川端康成の長編小説。 1954年に筑摩書房より単行本が刊行された。 第7回野間文芸賞受賞。 戦後文学の最高峰と称された。 1949年~1954年に『改造文藝』『群像』『新潮』『文學会』などに連載された。 全16章からなる。 1954年に原節子主演で映画化され、その後も数度ドラマ化された。 初老の信吾の視点で、老いた妻、息子夫婦、出戻りの娘と孫たちとの家族の生活を仔細に描いた。 2、あらすじ 東京にある会社に勤める初老の信吾は、物忘れも出始めて地鳴りのような山の音を耳にして死の予感に捉われる。 戦地より復員後、堕落してしまった息子の修一、彼の妻の美しい娘の菊子、出戻り…