昨日、映画「有りがたうさん」を見ました。川端康成の「掌の小説」の一編、「有難う」を原作とした、清水宏監督による1936年(昭和11年)の映画です。「掌の小説」は、文庫本で一話が数ページ程度の、人生の一断面を切り取った小さな物語を100話以上集めた作品集です。私は中学生の頃、高校受験の国語の長文の問題集で「掌の小説」の作品をいくつか読んだのがきっかけとなり、高校に進学した後も、図書館に行った際などに読みました。(一話一話が短いので、星新一のショート・ショートのように、図書館でちょっと読んでみるのに適していました)記憶が朧ですが、「有難う」もそんな感じで読んだのだと思います。「ありがとう」が繰り返…