闇の中の男ポール・オースター柴田元幸 訳新潮社2014年5月30日 発行Man in the Dark (2008) 図書館の棚で目に入った。2014年とちょっと古いけれど、 ポール・オースターの作品、 柴田さんの翻訳なので借りて読んでみた。 訳者あとがきにあるのは、原題が無冠詞の「Man」が主人公ということ。9・11のテロ(2001年9月11日)の後に書かれた作品で、アメリカ全体が闇の中、、という含みがあるのではないか、と。 ページをめくっていくと、いきなり物語が始まる。 ” 私は一人闇の中にい、て頭の中で世界をこねくり回しながら、今夜も不眠症をくぐり抜けようとあがいている・・・・” 感想。…