一般に、したいことをすると、おかねはふえなくなる。これは法則といっていいのではないかとおもう。 むろん、弱点のない戦型がないように、あらゆる法則には例外がある。 好きを仕事にするのが罠なのは、どのくらい好きかを言い落しているからだ。好きが中毒レベルになれば、仕事にならざるを得ない。それは選択の余地なくそうなるので、そういうひとは「好きを仕事に」の射程外である。 ここでいう「好き」はほとんど趣味と同義なのではないかとおもう。そうとらえたとき、趣味を仕事にするのはバツ寄りの三角のようにわたしにはおもわれる。四六時中それをしていないと気が済まないわけでもない何かを生活の糧にしようとすると、いずれ苦痛…