今回、あれこれ考えてきた思考の軌跡は、塔崇陰陽説でみると、一階の現実部分から始まりました。徐々に上がって、たどり着いたところが「太極」です。その上に創造の神の法則があります。人間でいうと、天極星(死人)から徐々に天胡星天堂星を経て天将星に至り、そこから天南星天印星と降りて天報星(胎児の世界)へとたどり着く行程です。宗教が神や仏を根源として仰ぐのは、そこに人間がたどり着くべき真理があると信じるからでしょう。 仮に、根源へ帰ることが生きる意味だとすると、人間が生きて築いてきた現実や歴史はなんなのかってことになります。つじつまを合わせれば、現実は仮象の世界で、それを作りながら人は魂の故郷を目指してい…