doi.org 【目的】本無作為化クロスオーバー試験では、大建中湯が結腸・直腸S状結腸癌手術後の患者の消化器症状に及ぼす影響について検討した。 【方法】直腸S状結腸癌を含む結腸癌の手術を6ヶ月以上前に終了した患者のうち、消化器症状を訴える20例を登録した。被験者は、以下の2つの配列にランダムに割り付けられた: 期間1では、シーケンスAの被験者には大建中湯を経口投与し、シーケンスBの被験者には28日間無処置とした。5日間のインターバルの後、第2期間では、シーケンスAとBを逆にした。各期間の前後に、QOL指標(GSRS、VAS)、the Sitzmark transit study、Orocaec…