身体的特徴として、通常では見られない外形のもの。
所見として、サリドマイド症などの先天的欠損症(薬物に拠らないと思われる例もある)・または多指症(指が5本より多くある)・シャム双生児・水頭症・両性具有・口蓋裂症(みつ口)などがあげられる。
キーワード登録者は「放射線」と「奇形」との因果関係について言及するが、このキーワードはそれに限定されない。
参考キーワード→劣化ウラン弾
1・「奇形の発生率」に関しては、劣化ウラン弾使用地域においても、湾岸戦争の兵士においても、世界水準(2〜3%)を逸脱する数字はあらわれておらず、劣化ウランの放射性特性に基づくと思われる奇形(奇形画像)は存在しない。
2・「放射線と奇形」との因果関係は、妊娠時の特定期間中にかなりの放射線量(100ミリシーベルト以上)を浴びた場合に、「小頭症」に限定して確認されているだけである*1。