日本はとにかく肩書き社会である。サラリーマンは役職者の言うことを聞き、平社員の言うことを軽く扱う。資格を持つ人の言うことを聞き、無資格の人の言うことを軽く扱う。 肩書きで人を判断するということは、その人が自分の頭で考えることができないということではないだろうか。普通に考えれば、部長だっておかしなことを言うだろうし、医者も間違ったことを言うはずだ。平社員の意見が的を射ていることもあるだろうし、無資格な人が本質を突くこともある。 こういう社会だから、不景気になるとなぜか資格を取りたがる人が増える。資格を取るのがいけないわけではないけど、見方を変えれば自信の無さの裏返しのようにも見える。 結局、今の…