大きな駆体ではないが、それでも杭を断ち横倒しにする水の力。その破壊力の凄まじさ。 重々承知理解っているつもりだが、自然のチカラを侮ってはならない。 そして、自然の生命力は強い。 ソコが建屋の中であろうが、芽吹き茂って行く。 横倒しになった駆体、ソレは旧女川交番だった。 円形に象られた遺構の施設の壁面には、復興に関する各種パネル展示がされていた。 60代は口は出さない。50代は口は出すが、手は出さない・・・ 展示の中にそんな事が記されていた。若い世代から出た言葉ではなく、変わることに躊躇しがちな年配者からの言葉。 大きな災害の後は、変化を嫌い利権やしがらみにも阻まれ、復興の糸口が見つからないこと…