如意宝珠

如意宝珠とは、一体、何でしょうか？ 『密教大辞典』によりますと、如意宝珠は仏舎利のことだとしるされています。 “梵にシンタマニという。シンタは思惟、マニは宝珠なり。宝珠より種々の物を出すこと意の如くなるをもって名づく。 略して如意珠・宝珠摩尼・摩尼珠といい、能作性珠とも名づく。古来、竜王あるいは摩羯魚の脳中等より出づといい或いは仏舎利変じて宝珠となるという” シンタは思惟、マニは宝珠と解説されているところから、如意輪観音のお姿を連想します。 密教も仏舎利信仰を取り入れていることが窺えます。 弘法大師空海の御遺告に、如意宝珠の製造法が記されております。それによりますと、仏舎利三十二粒を、純金と数…

お読みいただき、ありがとうございます(^人^) 昨日の記事のつづき、３月念願の室生寺さんへ、一人巡礼旅その2です✨ かなりの曇天だったのですが、室生寺さんへつづく橋を渡る時に さぁーっと光がさして 太陽さんが！！ ありがとうございます！！ 3月なのに、汗びしょで、息切れ(~_~;) 撮影モードが、ところどころうまくいっていません。 国の安泰、自他共の幸せ、世界の平和を祈り続けていらっしゃるお大師様 胸を痛められ、何度も何度も、涙を流されたことでしょう 有り難く、貸し切り状態の中 想いを馳せながら お祈りさせていただきました。 開花を待ちわびる、桜のつぼみちゃん✨ しずかで、のどかで とても癒さ…

地蔵菩薩の左手に持つ物を「如意宝珠」といいます。意（こころ）の如く、願いを叶える珠の意味があり、不思議な宝の珠とされています。 【特徴】 橋の欄干にあるような、擬宝珠と同じ形で、上部が尖った球形で、火炎が燃え上がるような形をしています。辞書では、本来の意味を深く含む、サンスクリット語の表現を引用しています。サンスクリット語で「マニ｣と読んだり、「シンタ・マニ」とも言ったりします。シンタとは「知る、熟考する」の意味があり、この解釈を読むだけでも、思ったままで、願いが叶うものではないと理解できます。 しかし、ご利益としては、意(こころ）のままに、宝や服、食べ物を出し、病気苦しみを癒してくれます。ま…