宇都宮城(うつのみやじょう)
関東七名城の1つで、江戸時代は宇都宮藩の藩庁となった。遺構は殆ど残っていないが、本丸の構造物の一部が外観復元され、宇都宮城址公園として一般に公開されている。平安時代に遡る。藤原秀郷もしくは藤原宗円が築城したといわれる。宇都宮氏が改易された後、1619年、本多正純が155万石で宇都宮に封じられると、正純は宇都宮城の縄張りを大幅に拡大し城構造物の大改修を行ったが、正純は幕府の意向に順じ天守閣を設置せず、2層2階の清明台櫓を天守の代わりとした。1868年、戊辰戦争の激戦地となり、城の建造物は焼失してしまった。