宮部みゆき

宮部みゆきの『ブレイブ・ストーリー』を読んだ。 上中下巻あわせて1,400頁強の長篇ファンタジー・アドベンチャー作品。ＲＰＧをそのまま物語にしたようなお話しで、小学5年生の主人公ワタルの成長を描く物語。主人公が異世界へ赴くまでの経緯をしっかり描くのが著者らしい。主人公が異世界で仲間を得てあきらめずに目的に向かって闘う姿を描いていく。 著者の巧さがよくあらわれたお話しで、ドキドキ・ワクワク楽しく読める作品。なかなかに読み応えあって、読んでおかないともったいない作品だ。 ブレイブ・ストーリー 上 （角川文庫） [ 宮部 みゆき ]価格：924円（税込、送料無料) (2025/6/19時点) 楽天で…

少女の心の成長を感じ、最後まで愉しむ！ 『宮部 みゆき』さんの『英雄の書』という冒険 小説を読んでみました。 ネタバレしますが、冒頭を少し紹介しますと…『森崎 有理子』は、小学５年の女の子。両親と 中学２年の兄、『大樹 (ひろき) 』の４人家族。 大樹は、成績優秀、スポーツ万能で、妹思いの 頼りがいのある兄でしたが、学校で、同級生を 刺し殺して、行方不明に…。両親も、警察も、 必死に探したが、見つからなかった。 周囲から冷たい視線を浴びて、学校に行けなく なった有理子は、兄の部屋で『アジュ』という １冊の本に話しかけられます…😱 大樹が、大叔父『水内(みうち)一郎』の別荘で 『英雄の書』の写本…

本記事では宮部みゆきさんの小説『魔術はささやく』を紹介します。 魔術はささやく あらすじ 主な登場人物 ネタバレなしの感想 ネタバレありの感想 魔術はささやく 著者：宮部みゆき 出版社：新潮社 ページ数：476ページ 読了日：2025年5月17日 満足度：★★★☆☆ 宮部みゆきさんの『魔術はささやく』。 「このミステリーがすごい！1991年版」9位。 日本推理サスペンス大賞受賞作。 あらすじ 高校生の日下守の父親は市役所で働く公務員だったが、 公金横領事件を起こして失踪していて、 母親も去年の暮れに三十八歳の若さで亡くなっていた。 そのために伯母の浅野より子のもとに引き取られて、東京の下町に住…

☆ 選挙の季節がやって来たので、映画「小説 吉田学校」を観た。戦後、昭和２０年代の日本の政治の様子がよくわかる。 ☆ 吉田茂首相を演じる森繁さんが見事だ。１９８３年公開の映画なので、当時の政界の実力者たち（池田、佐藤をはじめ、後の首相となる三木、田中、福田、中曽根氏たち）も、実名で登場している。 ☆ 吉田首相の娘（ドラマでは夏目雅子さんが演じていた。麻生太郎元首相の母かな）以外、ほとんど女性が登場しないのも特徴的だった。 ★ さて雨の土曜日。期末テスト対策で１日が終わる。今日は宮部みゆきさんの「我らが隣人の犯罪」（文春文庫）から「サボテンの花」を読んだ。 ★ 小学校のある教頭が主人公。その学校…

今週のお題「日焼け対策」 日差しに弱い。 直径５ミリ程度の赤い斑点ができる。というわけで、大体１年に1.5本程度日焼け止めクリームを使い切るわけですが、今年はちふれを買いました。トーンアップのやつ。がんばれちふれ。あとは任せた。 さて。プレゼントに当選しました。 メモパッドが当選しました。嬉しい。ハガキに感想を書いて応募券を貼って送っていたのだった。その感想を、ちゃんと読みましたよ、って書いてあるのもすごく嬉しかった。すごいサプライズでした。当たり前だけどすごく良くできていて、中の用紙は一種類。本と同じく分厚いので、使い切るにはなかなか時間がかかりそう。嬉しい。 さて、先日一人で遊びにいきまし…

本記事では宮部みゆきさんの小説『理由』を紹介します。 理由 あらすじ ネタバレなしの感想 主な登場人物（ネタバレ要素あり） ネタバレありの感想 理由 著者：宮部みゆき 出版社：新潮社 ページ数：800ページ 読了日：2025年4月9日 満足度：★★★★☆ 宮部みゆきさんの『理由』。 第120回直木賞受賞作品。 またWOWOWのドラマWで映像化されている。 あらすじ 東京荒川区の超高層マンション『ヴァンダール北千住ニューシティ』の ウエストタワーの二〇二五号室で四人の死体が発見された。 室内には中年の男女と老女の惨殺死体、 そしてベランダから転落死した若い男性の死体。 当初、四人は二〇二五号室に…

宮部先生の杉村シリーズ？ この作品で終わりなんだって？ 間が何冊か抜けてるので、追いかけたいと思った この作品そのものは、中編3作 むかつく話もあれば悲しい話もあり さすが宮部先生 率直な感想です あまり書くとネタバレなのでいつもの通りさらっと終わる