容疑者Ｘの献身

言わずと知れた東野圭吾の直木賞受賞作を映画化したもの。 先日の「沈黙のパレード」同様、CSでやっていたので久しぶりに鑑賞。 トリックは何度見ても秀悦。 そして、悲壮感漂う堤真一の演技が素晴らしい。 特に最後の慟哭シーンは涙を誘う。 そして、いつも思う。 ダンカンだけはミスキャストではなかったのかと。 （ファンの方が見ていたらごめんなさい） それにしても、映画を見た後は、やっぱり原作を読み返したくなるんだよなあ。 何だろう、この感情。 不思議だ。

昨日（24日）は出勤して、9月末締切りの原稿を集中して完成させました。後は翻訳していただいたものを、こちらでもチェックして、編集部に届けるのみ。「のみ」とはいえ、まだ作業は続くといった感触。がんばっていきまっしょい。 そんなことで、16:00には原稿を書き終え、メールで翻訳者の方へ送ってから、別件のノルマをちょいと片付けて早々に帰宅し、21:00からの「ガリレオ 容疑者Ｘの献身」の地上波放送に備えました！ 嗚呼～～～、やっぱ泣いてしまふうううう！（慟哭） 感想はもう何年も前から巷にあふれているので、今更といった感ではありますが、これは邦画に辛い私でも太鼓判を押す名作ですな。そして、別にガリレオ…

合間に読んでいた東野圭吾『マスカレード・ホテル』やっと終了しました。うーん。やはりケイゴリン面白い。こないだ地上波でやったし映画でも見たのだけれど原作通りだね。やはり尺の関係か少しだけ設定変わったりもしたけど。 映画の登場人物もほぼイメージ通り。ま、これは映画知ってるからなんだろうけど。生瀬勝久の役柄は微妙に違うと思ったけどね（原作では「童顔」ということになってるから阿部サダヲか濱田岳かな）。 ラストの１行がお洒落さん。 www.youtube.com 今回はそんな原作本の話。 最近のドラマは原作に小説どころか漫画まで幅広く使われるようになり。漫画原作の映画も多くなったよね。 漫画を実写化した…

映画『真夏の方程式』を見て以来、この人気シリーズを読むたび、湯川学が登場するや福山雅治が必ず頭に浮かんでしまうんですよね。彼のドラマも見ませんでしたし、歌もラジオから流れてたのを聞いた程度。ある意味、刷り込みがなかったのが良かったのか悪かったのか。いずれにせよ物理学者でさらにインテリ風な雰囲気がよく合ってるような気もします。本作の公開は2008年。原作は言わずと知れた東野圭吾で第六回本格ミステリ大賞を受賞。そうなると映画化の話も当然出るわけで日本以外でも韓国、中国と映画化されたとのこと。中国版ってのも気になりますが、まずは御家元の日本がどのように作ったのかが興味の焦点でしょうかね。ミステリ大賞…

今日は、職場で６日間与えられている夏季休暇のうち、３日目を消化。 別に、仕事はなくはないので出勤してもよかったのですが、弊社は決してブラック ではありませんが、以前、労基署に入られて有難いご指導を受けた経緯からか、 夏季休暇と５日間の年次有給休暇の取得が義務付けられているので、半強制的に 「休め！絶対消化しろよ！」でしたので、初秋ですが、夏休みを取得しました。 あと３日間は１０月に消化することになるのですが ...。 まぁ、それは置いておいて。 例によって、紀伊国屋書店本店で文庫本を漁っていたところ、まぁ積まれている 詰まれている東野圭吾さんの文庫本最新作「透明な螺旋」を購入。 私は、安部公房…

↑なかなかに面白い小説でしたねぇ…もう村上春樹とか読んでられないですね…こういったオチのある小説のが好みになりつつあります… 好みの変化、に気付きつつある四十路前……ってなもんですねぇ…女性の好みも…フフ…いや、最近はあんまし女性に対するアレが減っていってハハ、これがちんちんの老化と言うものか…と我ながら愕然としている今日この頃…皆様いかがお過ごしでしょうか…？(´∀｀) 社畜死ね！！ ヽ(・ω・)/ｽﾞｺｰ なんだか空模様が怪しく…太陽光を浴びていないせいか、少々鬱気味なんですけれども…季節の変わり目というやつですか…去年はこの時期、若干微熱気味になったような気も…社畜死ね！！ ヽ(・ω・)…

オーディオブックでおすすめの1冊を教えてください。 読書初心者 ゴリ部長了解。人気かつおすすめな本20冊を厳選してご紹介します。2024年時点でオーディオブックを知らない人は危機感持った方がいい。 本記事のライターである僕、ゴリ部長は、典型的な3日坊主男子です。本を買ってもほぼ読まないし、読んだとしても頭に残らない。そんなズボラな僕でも、オーディオブックだけは1,000時間以上楽しく継続できていて、これまでとは違う効果を感じています。 （ぶっちゃけ、読むより聴く方が記憶に残ります。ボソッ） 今回は僕が楽しく聴けた本だけをギュッと23冊にまとめたので、是非1冊ポチってみてください。 【本記事の内…

※本ページはプロモーションが含まれています。 ドラマ『ガリレオ』紹介記事 あらすじ キャスト 作品のおすすめポイント 海外や日本での作品の評価 作品のトリビア まとめ 関連記事 あらすじ 『ガリレオ』は、2007年にフジテレビで放送された東野圭吾の人気小説「探偵ガリレオ」シリーズを原作とするミステリードラマです。天才物理学者・湯川学（福山雅治）が、不思議な超常現象や難解な事件を、科学の力で解き明かす姿を描いています。 警視庁の新人女性刑事・内海薫（柴咲コウ）は、湯川に協力を求め、二人でさまざまな謎めいた事件に挑みます。物理の知識を駆使して、常識では説明できない事件を解明していく湯川の天才的な推…

共謀家族 [DVD] シャオ・ヤン Amazon ・『映画の時間「共謀家族」（2019年、中国）』 →うん？刑務所？タイ語っぽいけど。 →脱獄？外への出方が『ショーシャンクの空に』に似ているが。病気の爺さんいたし。 →作り話かよ！マジメに見ちゃっただろ！なんだよ、「1000本映画を観れば、わからないことなんか無い」って。そんなわけあるか。 →なにこの警察。カンジ悪いな。 →証拠捏造して容疑者にゲロさせる、この女性警察幹部、なんなん？怖えよ。こっちはこっちで、「1000の事件を研究すれば、わからないことなどない」ってさー。 →なんだこの陽気なオープニング曲。 →やっぱタイなのかな？寺が。主人公は…

１～１０集 また丁禹兮の「先婚后愛」系ラブコメ？と先延ばしにしてました。「伝説中的陳芊芊」「春閨夢里人」を見た後だったら、またか～となってしまいますよね。 確かに、これもまさに太皇太后の命令でしぶしぶ結婚するしかなかった二人がだんだんと愛情を育てていくというお馴染みのパタンです。そこに、宮廷の陰謀やら権力闘争、親の敵討ち、女性の社会的進出や身分差別の告発までとりこんだ随分欲深い内容になっています。重いテーマも陰険な人間関係もあるのですが、全体としてはぱりっとしたドラマ展開でサクサク視聴が進んでいます。 ドラマは皇帝と太子が続けて亡くなり赤ん坊の孫を皇帝にして６年、太皇太后が権力を一手に握ってい…

今週のお題は「好きな小説」。 小学生のときから周りの大人たちに「本の虫」と言われるほど本好きでした。好きな本は何度も読めるように購入して本棚に納めて、一時は部屋の壁一面を本で埋め尽くすほどでしたが、何回も引越しを繰り返すうちに蔵書はだいぶ少なってしまいました。 自分の本棚に長らくある蔵書のなかでも、特に好きなのが ・『博士の愛した数式』 ・『容疑者Xの献身』 です。いまでも半年に1回は読み直している気がします・・・ 『博士の愛した数式』は、お世話になった先生からいただいた本ということもあり思いれが強いのもあります。映画化をしていた気がしますが、そちらは残念なことにまだ見たことがありません。 内…

はじめに あなたは、愛のために全てを捧げることができるだろうか？東野圭吾の傑作『容疑者Xの献身』は、この問いかけを通じて読者の心を揺さぶる。数学という冷徹な論理と、人間の感情という不確実な要素が絡み合う本作は、単なる推理小説の枠を超えた深い洞察を読者に提供する。 2005年に発表されたこの作品は、東野圭吾の代表作の一つとして広く認知されている。ガリレオシリーズの第3弾として位置づけられるが、独立した作品としても十分に楽しめる奥深さを持っている。本記事では、この作品の魅力を解き明かしながら、そこから学べる人生の真理について考察していく。 『容疑者Xの献身』のあらすじ 物語は、弁当屋で働く美人の花…

時生 著者：東野 圭吾 出版社：講談社 発売日：2005年08月 ページ数：５４４p 内容 「あの子に訊きたい。生まれてきてよかった？」悩む妻に夫が語る、過去からの伝言不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、20年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った??。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。 Amazonレビュー ⭐４．３ 😁評価が高かったレビュー 東野圭吾は学生時代から大好きで20年近くほぼすべての作品を読んでいますが、時生は大好きな…

仙台駅の西口方面には、東西に走る大通りが三つあり、北から、「常禅寺通り」「広瀬通り」「青葉通り」と名前がついている。その常禅寺通りを駅側の端から十分ほど歩いたあたり、大きな交差点の角に百貨店「三越」があった。建物は二つあり、常禅寺通りにくっつく角に建つほうが「常禅寺通り館」で、そこと連絡通路でつながった南側が「本館」だった。本館側のアーケード通りに面した入口に、ライオン像があったはずだ。「あれに跨がると夢が叶うんだって」 ライオンに跨がる？（伊坂幸太朗、東野圭吾、他『時ひらく』文春文庫、2024） こんにちは。土日に少し遠出をしてきました。遠出のお供は、伊坂幸太郎さんが執筆者の一人として名を連…

本屋大賞 2004年 博士の愛した数式〇2005年 夜のピクニック（小説）〇2006年 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン（映画）〇2006年4位 容疑者Xの献身（映画）2007年 一瞬の風になれ〇2008年 ゴールデンスランバー（映画）〇2008年4位 悪人（映画）〇2008年6位 八日目の蝉（映画）〇2009年 告白（小説）〇2009年2位 のぼうの城（映画）〇2010年 天地明察（小説と映画）〇2011年 謎解きはディナーのあとで（小説とドラマ）〇2012年 舟を編む（映画）2013年 海賊とよばれた男2014年 村上海賊の娘〇2015年 鹿の王（小説）〇2015年6位 怒り（映画…

読書の悩みというほどではないが、同じ作家の作品を続けて読むことがわたしはなかなかできない。もっというと刊行順にも苦手でどうしても人気作、代表作を先に読んでしまう。べつにそれでいいのだろうが、本読みのひとが一人の作家の作品を全部読んでいたり、それも順番に一作一作楽しんでいる様子をみたり聞いたりすると、どうしてもうらやましい気持ちになる。真似してやってみたくなるが、たとえばカズオ・イシグロとなったら『わたしを離さないで』を最初に読んだし、つぎは『日の名残り』。そこまで読んだら当分あいてしまい、読んでいないものもある、という状態になりがちだ。好きな作家の作品はどうせなら全部読みたいし、できるなら順番…