青春を、忘れたくないと思う。 本当は、ずっと青春の中にいたいと思う。でもそれは、できない気がする。私は、すぐに成長してしまう。永遠にプリクラを撮りに行くほど元気になれない。何度も失恋するほど、お馬鹿さんでもない。 本当は、ずっとプリクラ機の中でグリーン色に包まれていたいし、大好きな人に綺麗な空の写真を送り付けて、たまに反応をもらいたいけど。 どんどんプリクラは値上げしていって、カーテンの色も変わって、落書きは流行らなくなってしまった。大好きな彼には彼女ができて、私にも彼氏ができてしまった。 青春は、一瞬だから輝いているんだ。だって、汗だって、すぐに乾くし。乾いた後は、くさくなった体をシャワーで…